浴槽は、長年の使用により「ひび割れ」「変色」「水漏れ」など劣化していきます。そのため、ヒビが入った、掃除しても汚れが取れないなど、気になる点が出てきた場合は浴槽の交換を検討しましょう。
浴槽交換は大きなリフォームですが、交換することで、見た目の美しさだけでなく、保温性能や掃除のしやすさといった機能性も大幅に向上します。
本記事では、浴槽の交換を検討している方に向けて、浴槽交換にかかる費用相場と工期の目安を解説します。さらに、後悔しないための浴槽の素材別の選び方や、信頼できる業者の選定ポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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浴槽交換を検討すべきサインと交換のメリット

まずは、自宅の浴槽を交換したほうが良いか、状態を確認しましょう。
浴槽を交換したほうがいいサイン
浴槽に次のサインが見られたら、修理または交換を検討するタイミングといえます。
- 水漏れする
- ひび割れや深い傷がある
- 著しい変色や落ちない汚れがある
- 保温性の低下を感じる
浴槽のエプロン(側面のカバー)内や排水口周りから水漏れが発生している場合は、早急に修理が必要です。
浴槽の表面(エプロン内を含む)にひび割れが見られる場合は、放置するとそこから水が浸入してきます。下の土台や建物を腐食させる原因になるので早めに対処しましょう。
掃除しても落ちない黄ばみや黒ずみ、コーティングの剥がれなども、浴槽の寿命のサインです。お湯が冷めやすくなったと感じる場合は、浴槽本体の保温性能が低下しているかもしれません。
浴槽交換をするメリット
浴槽を交換することで、次のようなメリットが得られます。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 機能性の向上 | 保温性を持つ素材を選ぶことで、光熱費が節約できる |
| 掃除の負担軽減 | 素材や形状により、日々の掃除を楽できる |
| 安全性・快適性の確保 | 高齢者も安心して入浴できる工夫がある |
高断熱浴槽などの高い保温性を持つ素材は、追い焚きの回数を減らせるため、光熱費の節約が可能です。日々の掃除を楽にするには、汚れが付きにくい人造大理石や、水はけが良い形状の浴槽を選びましょう。
費用と工期:交換の種類と相場・期間

浴槽交換にかかる費用と工期は、交換方法や変更内容によって大きく異なります。特に既存の状態をどこまで変えるかが費用を左右します。
工事内容別|浴槽交換の費用相場と工期の目安
| 交換の種類 | 費用相場(工事費込み) | 工期の目安 |
|---|---|---|
| 浴槽のみ交換(同サイズ) | 15万円〜30万円 | 1日〜2日 |
| ユニットバス全体交換 | 75万円〜150万円 | 2日〜5日 |
※上記は一般的な相場であり、浴槽のグレード、設置方法、既存の配管状況によって大きく変動します。
浴槽のみの交換は短期間・低コストですが、浴槽以外でも劣化が進んでいる場合は、ユニットバスごと交換する方が安心です。
浴槽のみの交換が可能なケース
ユニットバスの場合、浴槽を外して新しい浴槽だけを設置できるのは、既存の浴槽と新しい浴槽のサイズや形状がほぼ同じで、床に浴槽をそのまま設置してある「据え置き型」である場合に限られます。
浴槽のみの交換では、工期が短く、費用も安価に抑えられます。しかし、浴槽周辺の壁や床の老朽化が進んでいる場合は、浴槽だけを新しくしてもバランスが整いません。数年後に結局全体交換が必要になる可能性があるので、浴槽以外の点検もしておきましょう。
ユニットバス全体交換が必要となるケース
次のような場合は、浴槽だけでなく、ユニットバス全体の交換を検討する必要があります。
- 浴槽サイズや形状を大きく変更したい
- 浴室全体にひび割れや水漏れが疑われる
- 浴室全体のデザインや機能を一新したい
マンションなどの集合住宅では、構造上、浴槽のサイズや位置が変更できない場合があります。事前に管理規約を確認するか、専門業者に調査を依頼しましょう。
浴槽のサイズアップ交換をするケース
浴槽のサイズを大きくしたい場合、既存のユニットバスの浴槽だけを大きくすることは困難です。
サイズアップは、浴槽の寸法だけでなく、給排水配管や浴室の構造全体に関わるため、多くの場合でユニットバス全体の交換が必要になります。浴槽だけを交換するケースと比べると、費用と工期が大幅に増加します。
マンションなどの集合住宅では、建物の構造(柱や梁)が邪魔をして、物理的にサイズ変更ができないこともあります。
浴槽の素材変更をするケース
浴槽の素材をFRPから人工大理石など、異なるものに変更したい場合です。
サイズが同じであれば、FRPから人工大理石への変更など、素材のみの変更は可能です。ただし、選ぶ素材によって費用は大きく変動します。
浴槽の素材別特徴:失敗しない選び方ガイド

浴槽の素材は、費用、耐久性、保温性、肌触りに直結します。重視するポイントに合わせて選びましょう。
| 素材 | 特徴・メリット | デメリット | 費用感 |
|---|---|---|---|
| FRP (繊維強化プラスチック) | 軽量 デザインやサイズが豊富 補修がしやすい | 傷がつきやすい 塗装の色あせが起きやすい | 安価 |
| 人工大理石 (アクリル系・ポリエステル系) | 耐久性・デザイン性が高い なめらかな肌触り 汚れが染み込みにくい | 品質によって高価になる 傷がつきやすい | 中〜高 |
| ホーロー (鋳物ホーロー) | 重厚感がある 光沢が美しい 保温性が高い 汚れがつきにくい | 重い ひび割れすると修理が難しい 費用が高額 | 高 |
| 木製(木曽檜・高野槙など) | 独特の香りと温もり リラックス効果が高い | カビが発生しやすい 手入れが難しい 費用が高額 | 高 |
コスト重視ならFRPがおすすめです。予算に余裕がある場合は、人工大理石やホーローも選択肢に入れてみましょう。
お風呂の素材に関しては、次の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

浴槽交換の依頼手順

浴槽の交換を検討し始めたら、まずは信頼できる業者を選び、適切な手順を踏むことが重要です。
浴槽交換の依頼先
浴槽交換を依頼できる業者はいくつかあり、それぞれ得意分野や費用が異なります。
| 依頼先 | 特徴・メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ハウスメーカー系リフォーム会社 | サービスが手厚く、保証や実績が豊富で安心感がある | 中間マージンが発生するため、費用が高くなる傾向がある |
| 水まわり専門のリフォーム店 | 専門知識が豊富で、価格競争力がある 融通が利きやすい | 業者の質にバラつきがあるため、見極めが必要 |
| 住宅設備メーカー系列の施工会社 | 特定メーカーの製品に強く、アフターサービスが万全 | 選択できる製品の幅が狭く、他社製品と比較しにくい |
| 地域の工務店 | 地域の特性を理解しており、細かな相談や迅速な対応が可能 | 大規模な工事実績が少ない場合がある |
浴槽交換の依頼手順
業者選定から工事完了までの基本的な流れは次の通りです。
- 業者選定と相見積もりの依頼
- 現地調査と詳細見積もりの作成
- 契約と浴槽の発注
- 工事の実施
- 引き渡しとアフターフォロー
1.業者選定と相見積もりの依頼
複数の業者(3社以上推奨)に連絡し、浴槽の現状と希望を伝えます。必ず相見積もりを取り、費用、工期、担当者の対応を比較しましょう。
2.現地調査と詳細見積もりの作成
依頼候補の業者に自宅に来てもらい、浴室の寸法、配管、土台の状態などを正確に調査してもらいます。現地調査の結果に基づいた最終的な見積もりを受け取ります。
3.契約と浴槽の発注
見積もり内容、保証、工期に納得したら契約を締結します。契約後、発注した浴槽や部材の納期に合わせて工事日が決定されます。
4.工事の実施
工事期間中は、原則として浴室が使用できなくなります。仮設シャワーなどが必要か事前に確認しましょう。
工事完了後、業者立ち合いのもとで水漏れがないか、設置に不備がないかをチェックします。
5.引き渡しとアフターフォロー
問題がなければ引き渡しを受け、保証書を受け取ります。万が一、後日不具合が発生した場合に備え、業者の連絡先を控えておきましょう。
信頼できる業者を見つけるためのチェックポイント

浴槽交換は専門的な工事が必要なため、業者選びが仕上がりの質を大きく左右します。
ポイント1. 複数の業者から相見積もりを取る
必ず3社以上の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。見積もりでは、「浴槽本体」「解体・撤去費用」「設置費用」「配管接続費用」などが明確に分けられているかを確認しましょう。
担当者が質問に丁寧に答え、専門的な内容を分かりやすく説明してくれるかどうかも重要なチェックポイントです。
ポイント2. 過去の実績と保証内容を確認する
業者のウェブサイトで、過去の浴室リフォームや浴槽交換の実績を確認します。自宅の浴室と似たタイプの実績があれば安心です。
また、施工後の保証期間と保証範囲を必ず書面で確認しましょう。保証がない業者は避けるべきです。
ポイント3. 専門性のある業者を選ぶ
浴室だけではなく、給湯器の交換や配管工事を伴う場合は、水まわりリフォームの専門知識や資格を持つ業者を選ぶのが安心です。
特に地元のリフォーム専門業者や、特定のユニットバスメーカーの認定を受けた業者であれば、安心して依頼できます。
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まとめ
浴槽の交換は、浴槽のみの交換か、ユニットバス全体の交換かで費用と期間が異なります。
交換に踏み切る際は、「保温性を高めたい」「掃除を楽にしたい」といった目的を明確にすることが重要です。そして、目的に合ったFRP、人工大理石、ホーローなどの素材を選びましょう。
信頼できる業者から相見積もりを取り、保証内容までしっかり確認することで、予算内で理想のバスルームを手に入れることができます。本記事を参考に、ぜひ理想の浴槽を見つけてください。
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