風呂の各部位とその役割を解説!掃除・メンテナンスにも役立つ知識

風呂場は、浴槽、床、壁、排水口、ドアなど、それぞれ「防水」「断熱」「排水」といった大切な役割を持つ多くの部品が組み合わさってできています。

それぞれの部位の名称と役割を正しく理解しておくことは、日々の掃除やメンテナンスはもちろん、将来的な修理やリフォームの際に無駄なく最適な判断をするための鍵となります。

本記事では、風呂場を構成する主な部位の名称や役割、掃除のポイントまで詳しく解説します。お風呂を長く快適に使い続けるための基礎知識として、ぜひご活用ください。

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目次

お風呂の「部位」とは?全体像と役割の基本

浴室

一見シンプルに見えても、実際には多くの部位や機能部品が組み合わさってできています。これらの各部位にはそれぞれ重要な役割があり、快適で安全な入浴環境を支えています。

風呂場は複数の機能部品で構成されている

風呂場を構成する主な部位には、浴槽、床、壁、天井、エプロン、ドア、排水口、換気扇などがあります。これらは単なる空間の構成要素ではなく、それぞれが防水、断熱、排水、通気といった役割を果たしています。

たとえば、床は表面が滑りにくく加工されており、排水性を高めるためにわずかな傾斜がつけられています。また、「エプロン」と呼ばれる浴槽側面のカバーの内側には、点検口が設けられており、水漏れや配管トラブルの際に内部を確認できる重要な機能部です。

部位名称を知るとリフォーム・清掃・修理に活きる

風呂場の各部位の名称や役割を理解しておくと、清掃や修理、リフォームの場面で役立ちます。たとえば、床材や壁材の種類に応じて、適切な清掃方法や洗剤を選ぶと、カビやぬめりを効率良く防げます。

また、不具合が生じた際に「どの部位に問題があるのか」を正確に伝えられると、修理業者とのコミュニケーションが円滑になり、修理費用や対応時間の無駄も減らせます。

リフォーム時には、浴槽の素材や形状、カウンターの高さや収納棚の配置など、部位ごとの機能性や使い勝手を比較検討する際にも役立つでしょう。

風呂場を構成するパーツの名称と掃除方法

ここでは、風呂場を構成する主な部位の特徴とメンテナンス方法を紹介します。

浴槽

浴槽

お湯を溜めて浸かるための容器でです。

素材にはFRP(繊維強化プラスチック)、人工大理石、ホーローなどがあり、それぞれ肌触り・保温性・耐久性・清掃性に違いがあります。

また、湯張り機能や追い焚き機能などの給湯・循環アダプターが接続されています。

浴槽の掃除

入浴後に残り湯の熱を利用してバスタブを軽く洗い流し、表面の水分を拭き取るだけでも、石鹸カスや皮脂汚れの固着を防ぐ効果があります。これを習慣化するだけで、汚れの蓄積を大幅に減らせます。

特に人工大理石やFRPなどの素材は、研磨剤入りのクレンザーを使うと表面に傷がつきやすく、かえって汚れが付きやすくなるため注意が必要です。基本は中性洗剤と柔らかいスポンジで優しく洗うことが推奨されます。

床

風呂場の床には、水はけを良くするための凹凸加工や、滑りにくくする加工が施されています。

特にユニットバスの床は、水が溜まらないように排水口へ向かって緩やかな勾配がつけられており、安全性と排水性を両立した構造です。

床の掃除

床の凹凸に入り込んだぬめりは、バス用洗剤をかけたあと、ブラシでかき出すようにこすり洗いをすると効果的です。滑りやすさの予防やカビの発生抑制につながります。

床は汚れが付着しやすい部分です。こまめに手入れをしないと「黒ずみ」が発生してしまいます。お風呂の床に発生した黒ずみの掃除方法や、黒ずみを防止する方法について、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

壁

浴槽のまわりを囲む壁は、断熱材としての役割を担い、風呂場内の温度を保つうえで重要な部位です。また、使用するパネル素材やカラー、柄の組み合わせによって、全体の印象やデザイン性が大きく変わります。

基本的には汚れや水アカが染み込みにくいパネルが採用されており、清掃性にも優れているのが特徴です。

壁の掃除

壁は水はねや湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい場所です。入浴後は冷水シャワーを壁にかけて表面を冷やし、水滴を拭き取ってから換気を行うと効果的です。

定期的な掃除としては、中性洗剤をスポンジや布に付けて全体を拭き、その後しっかりと水拭きすることで、汚れの蓄積やカビの予防につながります。

天井

風呂場の天井は、お湯から発生した水蒸気による結露を防ぐ役割を担っています。

多くのユニットバスでは、カビの発生を抑える防カビ剤を練り込んだパネルが使用されており、清潔さを保ちやすい構造です。

また、換気システムや浴室乾燥機が一体化して設置されているケースも多く、湿気を効率的に排出して快適な空間を保ちます。

天井の掃除

天井は高湿度になりやすく、カビの胞子が溜まりやすいため、週に一度は柄付きモップやスポンジにカビ取り剤を含ませて拭き取り掃除を行うとよいでしょう。

特に入浴後の換気が重要で、結露が残るとカビが発生しやすくなります。換気扇を長時間回す習慣をつけることで、天井を清潔に保ちやすくなります。

エプロン

エプロンは浴槽側面を覆う化粧パネルのことで、取り外しができる構造になっており、その内部には給排水の配管や浴槽の裏側が隠されています。

 主に、浴槽下の配管や防水層の点検・清掃を行うための点検口としての重要な役割を担っています。

エプロン内部の清掃

浴槽側面のエプロン内部には、配管まわりや裏面に石鹸カスや髪の毛が溜まりやすく、放置すると雑菌やカビの温床になります。

数か月に一度を目安にエプロンを取り外して内部を点検し、お風呂用洗剤とブラシ、または高圧シャワーで洗浄しましょう。汚れの蓄積を防ぎ、衛生的な状態を維持することができます。

エプロンはお風呂のタイプによって取り外し方が異なります。こちらの記事では、エプロンの取り外し方から掃除のポイントまで具体的に解説しています。エプロンを掃除する際に、ぜひお役立てください。

シャワー(シャワーヘッド、シャワーホースなど)

シャワー

シャワーは、体や髪を洗い流すための給湯・給水装置です。 シャワーヘッドは水量や水流の調節機能、節水機能を持つものがあり、ホースは湯水を供給する役割を担っています。

シャワーの掃除

シャワーヘッドの散水板(水が出る穴)には、水に含まれるミネラル分が固まってできる水アカや石鹸カスが詰まりやすいです。

お湯の出が悪くなった際は、クエン酸水溶液に浸け置き洗いをすると効果的に水アカを除去できます。 シャワーホースは、根元の金属部分や蛇口との接続部に水アカやカビが溜まりやすいため、定期的に拭き掃除を行いましょう。

水栓金具(カラン、蛇口)

蛇口

水栓金具は、シャワーやカラン(蛇口)から出るお湯と水の量、温度を調節する役割を担っています。 湯水を一つのレバーで操作できるシングルレバー式や、温度を自動で調整するサーモスタット式が主流です。

水栓金具の掃除

水栓金具の表面は、メッキやステンレス素材が多く、水滴が残ると水アカ(白いウロコ状の汚れ)が発生しやすい部位です。

使用後は必ず水滴を拭き取り、水アカが発生した場合は、クエン酸をつけた布で湿布すると効果的です。金属磨きや研磨剤入りの洗剤は傷の原因になるため、避けてください。

水回りのクエン酸掃除はこちらの記事でも詳しく解説しています。

換気扇(換気システム)

換気扇は、風呂場内に溜まった湿気や熱を排出することで、カビの発生を防ぎ、入浴後の結露を抑える最も重要な設備です。 機種によっては、暖房、乾燥、涼風といった機能を兼ね備えた浴室換気乾燥機として設置されています。

換気扇の掃除

換気扇のフィルターや内部には、空気中のホコリやカビの胞子が溜まりやすいです。 月に一度を目安にカバーを外し、フィルターを掃除機でホコリを取り除いた後、水洗いして完全に乾燥させてから取り付けましょう。内部の清掃は専門業者に依頼することが推奨されます。

カウンター・棚

カウンターや棚は、シャンプーや石けんなどを置く収納スペースとして使われるほか、シャワー使用時の水はねを防ぐ役割もあります。

壁から簡単に取り外して丸ごと洗えるタイプも増えており、日々の手入れがしやすい構造になっています。

カウンター・棚の掃除

カウンターや収納棚は水滴や石鹸カスが残りやすく、ぬめりや黒ずみの原因になります。日常的には入浴後に水滴を拭き取ることが基本です。

定期的には中性洗剤を含ませたスポンジや柔らかい布でこすり洗いし、乾いた布で仕上げ拭きをしましょう。棚の隙間には汚れが溜まりやすいため、歯ブラシなどの小さなブラシを使って細かい部分も丁寧に掃除するのが効果的です。

排水口・排水トラップ

排水口

床に設けられた排水口は、風呂場内で使われた水をまとめて排水管へ流すための重要な部位です。

特に注目すべきなのが、排水口内部にある排水トラップです。ここに溜まった水(封水)がフタの役割を果たし、下水道からの悪臭や害虫の侵入を防ぎます

排水口・排水トラップの掃除

排水口まわりは週に1回を目安に、ヘアキャッチャーや排水トラップのフタ、封水筒などを取り外して清掃しましょう。洗剤とブラシを使ってぬめりを取り除くことで、悪臭やつまりの予防になります。

お風呂の排水口・排水溝の掃除については、こちらの記事をご参考ください。

ドア

ドア

入り口にあるドアは、入浴中の密閉性と入浴後の換気性を両立させる役割があります。

主に、折り戸、開き戸、引き戸といった種類があり、それぞれ清掃のしやすさやバリアフリー性(段差の有無)が異なります。

ドアの掃除

風呂場のドアは湿気と汚れがたまりやすく、特にパッキン部分やレールにカビやホコリが付着しやすいです。まず、ドア全体は中性洗剤を含ませた布やスポンジで拭き、すぐに乾いた布で水分を取り除きます。

パッキン部分にはカビ取り剤を使い、歯ブラシで丁寧にこすってから洗い流します。折戸の場合、レール部分のゴミやホコリをこまめに取り除くことも重要です。定期的な掃除によってドアの開閉がスムーズになり、水漏れや異臭も防げます。

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まとめ

風呂場は浴槽や床、壁、排水口、換気設備など、多様な機能部品が集まって構成されています。これらの部位は、それぞれが「防水」「断熱」「排水」「通気」といった重要な役割を担っています。

各部位に適した掃除方法を実践することで、カビやぬめりを防ぎ、衛生的な状態を保つことができます。さらに、部位の名称や特徴を把握しておくと、修理やリフォームの際にも的確な判断が可能となり、無駄な費用や手間を抑えられるでしょう。

お風呂場は毎日使う空間だからこそ、正しい知識と日々の手入れが長持ちと快適さの鍵となります。今回の内容を基礎知識として活用し、清潔で心地よい浴室環境を維持していきましょう。

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