お風呂は毎日使う場所だからこそ、ちょっとしたトラブルでも生活に大きな支障が出てしまいます。「お湯が出ない」「排水口が詰まった」「異音がする」など、原因がわからないまま放置すると被害が広がることも。
本記事では、お風呂でよくあるトラブルの原因と対処法、さらに修理が必要なケースや業者の選び方まで詳しく解説します。突然のトラブルでも慌てず対応できるよう、ぜひ参考にしてください。
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お風呂でよくあるトラブルとは?

ここでは、特に発生頻度が高く、生活に影響が出やすいトラブルとその症状を確認しましょう。
お湯が出ない・温度が安定しない
お湯が出ない、または熱くなったり冷たくなったりと温度が安定しないトラブルは、主に給湯器の故障や経年劣化、またはリモコンなどの設定ミスが原因で発生します。
給湯器は耐用年数が約10年とされています。使用期間が長いほど内部の部品が消耗し、突然エラーで停止したり、温度調整が不安定になったりするリスクが高まります。リモコンにエラーコードが表示されている場合は、給湯器に不具合が発生しているサインであるため、見逃さずに確認することが重要です。
また、特に寒冷地や冬季には、配管が凍結することで水が通らず、お湯が全く出なくなるケースも発生します。急な寒波の後に水が出なくなった場合は、配管凍結の可能性が高いと言えます。
給湯器の故障が疑われる場合の対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。

シャワーの水圧が弱い・強くならない
シャワーや蛇口から出る水の勢いが弱いと感じる場合、最も多い原因は、シャワーヘッドや給水栓の内部にあるフィルター(ストレーナー)に溜まった水垢やゴミの詰まりです。これらの小さな穴が詰まることで水の通り道が狭くなり、水圧が低下します。
水圧が急に弱くなった場合は、まず詰まりを疑いましょう。フィルターの清掃をしても改善しない場合は、給湯器の性能不足や配管のトラブルの可能性も考えられます。
また、集合住宅の高層階や、同時に複数の蛇口を使用している場合など、構造上や使用状況による水圧不足が原因となっている場合もあります。
排水口が詰まって水が流れない
お風呂の排水口が詰まる原因のほとんどは、洗い流された髪の毛と、石鹸カスや皮脂が混ざり合ってできる「ヘドロ状の汚れ」です。排水の流れが遅い状態を放置すると、やがて水が全く流れなくなったり、ひどい場合は浴槽や洗い場に水が逆流したりします。
詰まりは悪臭の原因にもなるため、流れが悪くなった初期段階での対処が重要です。目に見えるヘアキャッチャー(ゴミ受け)のゴミを取り除いても改善しない場合は、排水管の奥に頑固な詰まりが発生している可能性が高くなります。
排水溝掃除については、以下の記事で詳しく解説しています。

浴槽や壁から異音がする
お風呂で聞こえる異音は、深刻なトラブルのサインである可能性があります。給湯器が動いているときの「ジュージュー」という蒸発音や、点火時の「ボッ」という着火音は、多くの場合正常な動作音です。
一方で、給湯器本体から「ピー」という甲高い音や「ガタガタ」という異音が続く場合は、異物混入や内部のファンなどの故障が疑われます。
また、排水時に「ゴボゴボ」という音が聞こえる場合は、これは給湯器ではなく、排水管の詰まりや空気の通りが悪くなっているサインです。このように、異音の種類によって原因が異なるため、音の発生源(給湯器、排水管など)を特定することが大切です。
カビや異臭がひどい
お風呂の異臭の主な原因は、排水口からの下水臭や、浴室全体に繁殖したカビや雑菌です。排水口から上がってくる下水のようなニオイは、排水トラップ内の水が蒸発しているか、トラップ自体に溜まっている汚れが原因のことが少なくありません。
カビは、浴室内の換気が不十分な場所に発生しやすく、タイルの目地やゴムパッキンに根を張り、見た目を損なうだけでなく健康被害を引き起こすリスクもあります。
水漏れ・床が濡れている
お風呂の床が濡れている場合、シャワーや蛇口のつなぎ目、ホース、パッキン部分の劣化による水漏れ、あるいは浴槽や壁の隙間のコーキング材の劣化が考えられます。
水漏れを発見したら、まずは水道の元栓や止水栓を閉め、水の供給を止めることが最優先です。
特に注意が必要なのは、天井や壁の内部から水が染み出している場合です。これは埋設された給水・排水管の破損を示唆しており、建物の構造に影響を与える可能性があります。早急にプロの対応が必要です。
シャワーから水漏れしている場合の対処法については、次の記事で詳しく解説しています。

トラブルの原因と自分でできる対処法

風呂トラブルが起きたら、まずは落ち着いて以下の対処法を試してみましょう。
給湯器の故障や設定ミス
お湯が出ない場合、まずはリモコンの電源が入っているか、設定温度が適切かを確認しましょう。次に、給湯器本体につながるガスの元栓が閉まっていないか、そして住宅全体のブレーカーが落ちていないかをチェックします。
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、一度リモコンの電源をオフにして数分待ってからオンに戻す「リセット」を試みます。一時的なシステムエラーであれば、これで解消することが多いです。
リセットしてもエラーが続く場合や、リモコンすらつかない場合は、給湯器の寿命や本体故障の可能性があります。
お風呂の寿命については、以下の記事で詳しく解説しています。

水道の元栓やフィルターの詰まり
シャワーや蛇口から出る水圧が弱い場合、まず試すべきはシャワーヘッドや蛇口の先端にあるフィルター(ストレーナー)の清掃です。フィルターを取り外し、歯ブラシなどで水垢やゴミを取り除くことで、水圧が回復することがあります。
水が全く出ない場合は、水道のメーターボックスの中にある水道の元栓が閉まっていないか確認してください。集合住宅全体や地域全体で断水している可能性もあるため、念のため隣近所にも確認してみることをおすすめします。
排水トラップやヘアキャッチャーの清掃
排水口の詰まりは、まずヘアキャッチャー(ゴミ受け)に溜まった髪の毛やゴミを物理的に取り除きます。
その後、排水口のパーツを全て外し、排水トラップ(ニオイを防ぐために水を溜める場所)の内部に溜まったヘドロやヌメリを掃除します。
市販のアルカリ性溶剤(パイプクリーナーなど)を規定量流し込み、しばらく放置してから水で洗い流すと、手の届かない奥の汚れも分解・除去できます。アルカリ性溶剤は定期的に使用することで、詰まりを未然に防ぐ効果もあります。
カビや臭い対策の掃除方法
軽度のニオイやヌメリには、環境に優しい重曹とクエン酸を使った発泡洗浄が有効です。重曹をふりかけ、クエン酸水を流して泡立たせてから洗い流すことで、雑菌の繁殖を抑えます。
頑固なカビや色素沈着には、塩素系漂白剤を薄めた液体やカビ取り剤を塗布し、十分な換気のもとで放置してから洗い流します。ゴムパッキンに入り込んだカビは、洗剤を浸したキッチンペーパーなどでパックすると効果的です。
ただし、有毒ガスが発生するため、塩素系と酸性の洗剤は絶対に混ぜないように注意してください。
一時的な異常は再起動・時間をおいて確認
給湯器の一時的な不調や、冬場の軽微な凍結など、トラブルの中には時間経過で自然に解消するものもあります。給湯器のリモコンリセットで直らなかった場合でも、半日ほど時間を置いて再起動を試みることで、システムが正常に戻るケースがあります。
また、冬場の軽度な凍結は、日中の気温上昇に伴って自然に解凍されることが少なくありません。自分で対処する際は、必ず「一時的なものか」「悪化しそうか」を判断し、少しでも不安があれば無理をせず専門業者に相談をしましょう。
こんなときは業者に相談を!修理が必要なケース

自分で対処できる範囲を超えたトラブルは、無理をせずに専門業者に依頼することが重要です。特に建物の構造に関わるような深刻なケースは、早急にプロに相談しましょう。
給湯器や配管の故障が疑われるとき
給湯器のリセットを試みてもエラーコードが消えない、または本体から異音や水漏れが確認できる場合は、内部の重要な部品が故障しているサインです。給湯器の修理・交換には、ガスや電気工事の専門資格が必要となります。
また、給湯器と接続されている配管にひび割れや腐食が見られる場合、大規模な水漏れにつながるため、発見次第すぐに専門業者に相談しましょう。自己判断で内部を触ってしまうと、保証が受けられなくなったり、かえって状況が悪化したりする可能性があるため避けてください。
天井や壁からの水漏れがあるとき
天井や壁の内部から水が染み出している、あるいはポタポタと落ちてくる場合は、建物の内部にある埋設配管が破損している可能性が極めて高く、深刻な水漏れトラブルです。これはDIYでは絶対に解決できず、建物の構造や電気系統にも被害が及ぶ恐れがあります。
このような状況では、直ちに水道の元栓を閉めて水の供給を止め、水回りの専門業者に緊急対応を依頼しなければなりません。賃貸物件の場合は、必ず事前に管理会社や大家さんに連絡しましょう。
異臭・カビがどうしても取れないとき
排水口の掃除や換気を徹底しても、数日後にはすぐに異臭が再発する場合や、何度掃除しても除去できない頑固なカビが広範囲に発生している場合は、専門的な対処が必要です。
異臭の原因は、排水管の奥深くに溜まった固着物や、排水トラップの破損・ズレなど、分解や特殊な道具が必要な問題が考えられます。
また、カビがパッキン内部にまで浸透している場合も、防カビ処理やパッキン交換はプロに任せる方が確実です。
DIYで解決しなかった場合
シャワーヘッドや排水口の掃除など、自分でできる簡単な対処法を試みてもトラブルが解決しなかった場合は、それ以上自分で作業すると悪化する可能性があります。
特に、無理に部品を外そうとして破損させたり、誤った工具の使用で部品を潰したりすると、かえって修理費用が高くつくことになります。
「これ以上は無理だ」と感じた時点で、すぐにプロに相談することで、修理を最小限の費用と時間で済ませられる可能性が高くなります。
業者選びのポイントと費用相場

トラブルの解決を依頼する際、優良な業者を選ぶことは、適正な価格で安心して修理してもらうために非常に大切です。失敗しない業者選びのポイントを解説します。
水回りの修理に対応した専門業者を選ぶ
風呂トラブルの解決を依頼する際は、トラブル内容に応じて専門知識を持つ業者を選ぶことが重要です。
給湯器の不具合なら給湯器専門業者やガス会社、詰まりや水漏れなら水道修理専門業者、浴槽やユニットバス全体の劣化ならリフォーム業者など、修理の対応範囲をチェックしましょう。
特に給湯器や配管の修理には必要な資格や許可が必要なため、業者がそれらを保有しているか確認すると安心です。
見積もりの内訳や料金体系を確認
業者に修理を依頼する際は、必ず事前に見積もりを受け、料金体系が明確かを確認してください。
見積書に「出張費・診断費」「作業費」「部品代」が項目ごとに詳しく記載されているかをチェックしましょう。「一式」などの曖昧な表記や、相場からかけ離れた高額・低額な見積もりには注意が必要です。
また、見積もり後のキャンセル料の有無も、契約前に確認しておくべき重要なポイントです。
口コミや実績、対応エリアも重要
優良な業者を選ぶには、WebサイトやGoogleマップなどで口コミを確認し、過去の利用者の評価や対応の丁寧さをチェックすることが有効です。また、修理実績が豊富で、水道局指定業者である場合は信頼性が高いと言えます。
緊急性の高い風呂トラブルでは、すぐに駆けつけてくれる対応エリアの広さとスピードも重要です。「風呂 トラブル 〇〇市」など、地域名を入れて検索し、複数の業者を比較検討しましょう。
風呂トラブルを予防するためにできること

ほとんどの風呂トラブルは、日頃のちょっとしたメンテナンスや使用方法の見直しで未然に防げます。快適なバスタイムを長く維持するために、予防策を習慣化しましょう。
定期的な清掃と点検を習慣化する
風呂トラブルを未然に防ぐには、日々の清掃と定期的な点検が欠かせません。排水口のヘアキャッチャーに溜まった髪の毛は毎日取り除き、週に一度は排水トラップまで外して清掃しましょう。
また、水圧低下の原因となるシャワーヘッドの詰まりを防ぐため、月に一度はフィルターを掃除することが理想です。給湯器本体や接続部の配管に水漏れやサビがないか、定期的に目視でチェックするだけでも、大きな故障のサインを見逃さずに済みます。
使用方法を見直す(追い炊き・高温設定など)
入浴剤を使った後の追い焚きは、風呂釜の配管に汚れが溜まりやすく、故障の原因や衛生面の問題につながることがあります。入浴剤を使用する際は、追い焚き機能の使用が可能か確認しましょう。
また、給湯温度を不必要に高温に設定し続けると、給湯器や配管に負荷がかかり、部品の劣化を早めることがあります。特に必要がない限りは、適正な温度設定で使用することで、設備の寿命を延ばすことにつながります。
入浴剤の使用と追い焚きの注意点と風呂釜洗浄については、以下の記事で詳しく解説しています。


年に一度はプロの点検を受けるのもおすすめ
設備の耐用年数が近づいている場合や、長期間にわたり給湯器を使用している場合は、年に一度、業者による設備の点検を受けることをおすすめします。
専門業者に依頼すれば、一般の人では気づきにくい配管内部の微細な漏れや、部品の摩耗状態などをチェックしてもらえます。小さな異常を早期に発見し、軽微なうちに修理しておくことで、突然の重大な故障や高額な出費を防ぐことができるでしょう。
まとめ
お風呂でよくあるトラブルには「お湯が出ない」「排水が詰まる」などさまざまなパターンがありますが、原因を知れば、自分で解決できる場合もあります。
ただし、給湯器や配管など専門知識が必要な場合は、無理せず業者に依頼を検討しましょう。
日頃からの予防や定期点検も、快適で安心なバスタイムを守る大切なポイントです。

