LIXIL(リクシル)のキッチンを徹底ガイド!人気シリーズと選び方を解説

リクシルのキッチンは、使いやすさとデザイン性を兼ね備え、多くの家庭で選ばれています。毎日の調理や片付けを効率化する工夫、そして掃除のしやすさなど、魅力はさまざまです。

本記事では、リクシルの代表的なシリーズ「リシェル」「ノクト」「シエラS」「ULキッチン」「ウエルライフ」を比較し、シリーズごとの特色やおすすめの選び方を詳しく解説します。

リクシルのキッチンは、シリーズごとに価格帯や特徴が異なるため、ご自身のライフスタイルに合わせて製品を選ぶことが大切です。本記事を参考に、暮らしに適した理想のキッチンを見つけましょう。

目次

LIXIL(リクシル)キッチンの魅力

リクシルのキッチンは、調理時間をより快適にし、掃除や収納の負担を軽減する工夫が豊富に盛り込まれています。

ここでは、リクシル独自の便利な機能やデザインを4つご紹介します。

セラミックトップの高耐久性

リクシル セラミックトップ

まず紹介したいのが、セラミック製のキッチントップです。リクシル独自の「セラミックトップ」は見た目が美しいだけでなく、高い耐熱性を備えています。

熱したばかりのフライパンや鍋を直接置いても、変色やひび割れの心配がないほど熱に強い素材です。調理中に鍋敷きを探す手間が省けるため、料理の段取りがスムーズになります。

また、表面硬度が非常に高いため、包丁などの鋭利な金属が擦れても傷がつきにくいという大きなメリットもあります。調味料や油が染み込みにくく、サッと拭くだけで汚れが落とせる点も魅力です。

日々の料理とお手入れの両方を快適にしてくれる、まさに理想的なワークトップと言えるでしょう。

さらに、焼き物ならではの上質な質感やデザインも魅力です。6種類のカラーとデザインから選ぶことができ、年月を経ても美しさを保ちます。このセラミックトップは、「リシェル」シリーズで採用されているワークトップです。

タッチレス水栓「ナビッシュ」

リクシル タッチレス水栓ナビッシュ

リクシルのタッチレス水栓「ナビッシュ」は、センサーに手をかざすだけで自動的に水を出し止めできる高性能な水栓です。

調理中に手が油や小麦粉などで汚れていても、レバーを触る必要がないため、水栓本体を常に清潔に保つことができます。水栓のベタつきや汚れが気になることがなくなり、日々の掃除の手間も大幅に削減できるでしょう。

さらに、料理や洗い物の最中に作業を中断せずに済むため、使い勝手が良いのも大きなメリットです。例えば、鍋に水を溜める際も、手をかざすだけで簡単に水が出しっぱなしになり、もう一度手をかざすだけでピタッと水が止まります。

必要な時にだけ水を流せるようになるため、こまめに水を止める習慣が自然と身につき、節水効果も期待できます。

このタッチレス水栓は、リクシルのどのシステムキッチンでも導入可能です。衛生面を重視する方、日々忙しく家事をしている方、そして水道料金の節約に期待したい方には、ぜひ検討していただきたい機能です。

よごれんフードでお手入れ簡単

リクシル よごれんフード

レンジフードは油汚れがつきやすく、キッチンのなかでも特に掃除が大変な場所です。

リクシルの「よごれんフード」は、ファンやフード内部に油をほとんど届かせない特殊な構造により、清掃の手間を大幅に軽減します。

この機能の秘密は、整流板やオイルトレーの奥にある高速回転ディスクです。

リクシル よごれんフード

高速で回転するこのディスクが、調理中に発生する煙に含まれる油分を遠心力でしっかりとキャッチし、オイルトレーに集めてくれます。

また、温度センサーが調理状況を自動で感知し、最適な風量を自動で調整する機能も備わっているため、キッチン全体への油煙の広がりを抑え、清潔な状態を保ちやすくなっています。

日常のお手入れは、表面の整流板をサッと拭くだけで十分です。また、オイルトレーや回転ディスクは、約3か月に一度の掃除で清潔を保つことができるため、面倒なレンジフード掃除の回数が大幅に減ります。

「よごれんフード」は、「リシェル」「ノクト」「シエラS」「ULキッチン」で採用できます。

使いやすいシンク設計

リクシル ひろびろWサポートシンク/Wサポートシンク

リクシルのシンクは、調理時間・洗い物・お手入れの3つがより快適になるよう、細部まで考え抜かれて設計されています。

さまざまなタイプのシンクがありますが、その代表例が「Wサポートシンク」です。このシンクは、調理の下ごしらえと後片付けの効率化を徹底的に意識して開発された、まさに「賢いシンク」と言えるでしょう。

Wサポートシンクでは、2種類のプレートを活用することで、シンク内を立体的に使いこなすことが可能です。例えば、シンク上段にプレートを設置して、周りが汚れやすい食材の下ごしらえをしたり、中段に水切りプレートを置いて、洗った野菜の水切りや湯切りをしたりできます。

まな板や水切りプレートを組み合わせれば、調理スペースを広げながらシンク内で作業が進められるため、キッチン全体をすっきりと保てます。大量の洗い物や下ごしらえを効率的に行えるため、共働き世帯や時短調理を重視する家庭には特におすすめです。

このWサポートシンクは、「リシェル」「ノクト」で採用されています。

シリーズ別の特徴

ここでは、リクシルの代表的なシステムキッチン「リシェル」「ノクト」「シエラS」「ULキッチン」「ウエルライフ」の5種類を詳しくご紹介します。

まずは、シリーズごとの価格帯や特徴を分かりやすく表にまとめました。

スクロールできます
シリーズ名画像価格帯(税込)特徴採用機能おすすめの人
リシェル約90〜280万円セラミックトップの上質なデザインと、暮らしにフィットする多機能性セラミックトップ、タッチレス水栓、よごれんフード、Wサポートシンク、らくパッと収納、ひろまるコンロなどデザインと機能面を最優先したい人
ノクト約100〜150万円インテリアに調和する多彩なデザインと、選べる機能で快適な空間を実現タッチレス水栓、よごれんフード、Wサポートシンク、アシストポケットなどデザインと機能のバランスを求める人
シエラS約65〜90万円飽きの来ないシンプルなデザインと、低価格で導入しやすいパッケージプランタッチレス水栓、よごれんフード、ひろまるコンロなどリフォーム費用を抑えたい人
ULキッチン約95〜250万円装飾を排した洗練されたデザインと、必要最小限に絞られたシンプル機能タッチレス水栓、よごれんフードなど洗練されたミニマルなデザインを好む人
ウエルライフ約90〜140万円座った姿勢でも料理ができる、高齢者や車椅子ユーザーに優しいバリアフリー設計車椅子対応デザイン、タッチレス水栓、リモコン対応レンジフードなど高齢者や家族全員の使いやすさを重視する人

以下でそれぞれの特徴を詳しくみてみましょう。

リシェル

リクシル リシェル

リシェルは、リクシルのキッチンシリーズの中でも、特に上質なデザインと高い機能性が特徴のモデルです。

  • セラミックトップ採用で高耐久
  • 上質で高級感あるデザイン
  • 採用できる機能が豊富

独自のセラミックトップは、熱や傷、汚れに非常に強く、日々の調理で気にすることなく快適に使えます。また、焼き物ならではの豊かな風合いが、空間に高級感をもたらします。

さらに「らくパッと収納」は、軽い力で開閉できる独自の引き出し収納で、調理器具の出し入れがスムーズに行えるだけでなく、高い収納力も実現しています。

リシェルの価格帯は約90万~280万円と幅がありますが、優れた耐久性により長期間にわたって美しく使えるため、コストパフォーマンスにも優れたモデルです。

ノクト

リクシル ノクト

ノクトは、どのようなインテリアにも調和するデザインが魅力のシリーズです。

  • シンプルで洗練されたデザイン
  • 多様なインテリアに合う多彩なラインナップ
  • アシストポケットで収納効率化

インテリアへの影響が大きい扉は、質感の異なる40色がラインナップされており、好みに合わせて選べます。カラーシミュレーションで扉や取手のデザインを事前に確認できるので、理想のキッチン空間を作り上げることができます。

また、機能面も充実しており、特に「アシストポケット」は、引き出し内を「ポケット・シェルフ・ストッカー」の3つのエリアに分けることで、大容量でありながらも調理器具などを取り出しやすく整理できます。

散らかりやすいキッチンの悩みを解消してくれるノクトならではの機能です。

シエラS

リクシル シエラS

シエラSは、シンプルで飽きの来ないデザインと、コストパフォーマンスの良さが魅力のシリーズです。

  • 好みや予算に合わせてキッチンをアレンジ
  • 飽きの来ないシンプルデザイン
  • お手入れのしやすい水まわり

好みに合わせて収納機能を選べるため、導入コストを抑えやすいモデルです。

収納容量やタイプに応じて「基本プラン」「スライドストッカープラン」「開き扉プラン」の3つのパッケージから選べます。

パッケージプラン特徴価格帯
基本プラン通常の引き出し収納約78.9万円~
スライドストッカープラン足元まで収納があり大容量約82.7万円~
開き扉プランベーシックな開き扉で低価格約65.0万円~

コストを重視するなら「開き扉プラン」、収納力を高めたいなら「スライドストッカープラン」など、目的別に選べるのが魅力です。ベーシックなデザインは空間になじみやすく、スタイリッシュな印象を与えます。

さらに、採用できる機能はやや限定的ですが、よごれんフードやタッチレス水栓など、日々の清潔さを保つための機能がしっかり揃っています。

ULキッチン

リクシル ULキッチン

ULキッチンは、装飾を排したミニマルなデザインが特徴の新しいシリーズです。

  • 装飾を排したスクエアデザイン
  • 必要最小限のシンプル機能
  • 空間に自然に溶け込む設計

ULキッチンは、Ultra Lite(ウルトラライト)の頭文字を取ったもので、「空間になじむシンプルさ」を追求して生まれました。直線的で無駄のないデザインは、リビングやダイニングにすっきりと溶け込みます。

標準機能は、よごれんフードとタッチレス水栓のみとシンプルに絞られており、最低限の機能でミニマルな暮らしを送りたい方におすすめです。

また、ガスコンロとIHヒーターのどちらを選んでも料金が変わらないなど、仕様選択の自由度が高い点もメリットです。

価格は約95〜250万円と幅があり、食洗機などのオプション追加によって費用が変動します。

ウエルライフ(バリアフリー対応)

リクシル ウエルライフ

最後に紹介するウエルライフは、誰もが安心して使えるバリアフリー設計のシステムキッチンです。

  • 車椅子対応の足元スペース
  • 座った姿勢でも使いやすい高さ設計
  • リモコン式レンジフード対応

車椅子を利用する方や、座って調理したい方のために、シンク下やコンロ下に引き出しを設けないデザインが特徴です。椅子や車椅子がキッチン下にすっきりと収まるので、足元の動きを妨げません。

高さは73〜85cmまで1cm単位で指定できるため、使う人に合わせて設計可能です。長時間の作業でも身体への負担を軽減できます。

リモコン式のレンジフードは、座ったままで操作できるウエルライフ独自の機能で、立ち座りが難しい方でも安心して使えます。

リクシルキッチンを選ぶポイント

前章で紹介したリクシルのシステムキッチンの特徴を踏まえ、どのシリーズがあなたに合うか解説します。

キッチンに求めるポイントや、リフォームの目的を再確認して、最適なモデルを選びましょう。

価格を重視するなら「シエラS」

シエラSは、約65〜90万円という手頃な価格で導入でき、予算を抑えたいご家庭に最適です。

基本的な機能に加え、タッチレス水栓やよごれんフードなど便利な装備も選べるため、コストを抑えつつ快適なキッチンを実現できます。

特に開き扉プランは価格をさらに抑えることができますが、収納力や使い勝手も考慮して選びましょう。

デザイン性を重視するなら「ノクト」や「ULキッチン」

インテリアとの調和を重視するなら、多様なインテリアに合うノクトや、無駄を省いたミニマルなULキッチンがおすすめです。

重厚感のある上質なデザインが好みなら、リシェルも良い選択肢です。

各シリーズの施工イメージやカラーシミュレーションを活用し、ご自身の好みに合ったデザインを見つけてみてください。

機能性と耐久性を求めるなら「リシェル」

調理効率や耐久性を重視する人には、リシェルがおすすめです。リクシルのシステムキッチンの中でも多くの機能を採用でき、日々の調理やお手入れを楽にしてくれます。

セラミックトップは熱や傷に強く、長期間美しい状態を保てるため、耐久性を求める方にも向いています。

家族全員の使いやすさを考えるなら「ウエルライフ」

ウエルライフは、バリアフリー設計を採用したシリーズで、車椅子ユーザーや足腰に不安がある方がいるご家庭におすすめです。

座った姿勢でも快適に調理ができるよう設計されているため、長時間の作業でも身体への負担が少なく済みます

まとめ

リクシルのキッチンは、多様なシリーズ展開により、幅広いニーズに対応しています。

高性能なリシェルは、上質なデザインや機能性を求める人におすすめです。インテリアとの調和を重視するならノクト、コスト重視ならシエラS、シンプルな美しさや機能を望むならULキッチンが向いています。

ウエルライフは、座ったまま作業がしやすい独自設計で、誰もが安心して使用できるキッチンです。

本記事を参考に、自分や家族に最適なリクシルのシステムキッチンを見つけましょう。

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