お風呂の蛇口(水栓)は、使用するうちに「水漏れ」「レバーの不具合」「温度調節の故障」といったトラブルが発生しやすくなります。不具合のサインに気づいたら、交換のタイミングです。
お風呂の蛇口交換は、一見難しそうに見えますが、適切な工具と知識があればDIYで対応できるケースもあります。しかし、配管内部に関わる作業もあるため、ある程度の知識とポイントを押さえておくことが大切です。
本記事では、水栓のタイプ別の違い、新しい蛇口の選び方と交換手順、業者に依頼したほうが良い場合について解説します。お風呂の蛇口交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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お風呂の蛇口を交換したほうがいいサイン
次のような症状がある場合は、お風呂の蛇口を変更を検討した方がよいでしょう。
- 蛇口を閉めても水が止まらない
- ハンドルの動きが硬い、または空回りする
- 温度が安定しない・お湯が出にくい
- サビ・カビ・変色が目立つ
- 使用年数が10年以上経っている
パッキン交換で症状が改善する場合もありますが、内部部品の劣化が進んでいる場合は蛇口ごとの交換が必要です。
交換前に「お風呂蛇口のタイプ」を確認しよう

自宅の風呂蛇口のタイプによって、交換作業の難易度や、選ぶべき新しい蛇口の種類が変わってきます。
台付きタイプ(ツーホール)
浴槽の縁やカウンターに、水とお湯が出る2つの穴(ホール)があり、その穴に水栓本体が固定されているタイプです。浴槽の縁、または洗い場のカウンターに設置されています。
穴と穴の間の距離(ピッチ)が製品によって異なります。交換する際は、必ずこのピッチ(85mm、105mm、120mmなど)を測定し、合う製品を選びましょう。
壁付きタイプ(ワンホール)
浴室の壁にある2つの給水栓(水とお湯)に、水栓本体が直接固定されているタイプです。浴室の壁面に設置されています。
こちらも壁の給水栓と給水栓の間の距離(ピッチ)を測る必要があります。105mm~225mmであれば、ほとんどが交換が可能です。
サーモスタット混合水栓(機能別)
温度調節ハンドルが付いており、一度設定した温度を自動で一定に保ち続ける機能を持つ混合水栓です。急な温度変化が起こりにくく、安全性が高くなる機能です。 台付き、壁付きの両方にこの機能を持つ製品があります。
温度調節が簡単で、シャワーやカラン使用中に他の場所で水を使っても、温度が急変することがありません。
ツーハンドル混合水栓(機能別)
水用と、お湯用の2つのハンドルが付いており、それぞれをひねって水量を調整し、使用者が手動で温度を調整するタイプの水栓です。台付き、壁付きの両方に存在し、比較的古い住宅に多く見られます。
使用のたびに温度と水量を調整する必要があり、設定に時間がかかったり、温度が安定しにくいという欠点があります。
蛇口の種類については、こちらの記事で詳しく解説しています。図解付きで紹介していますので、自宅の蛇口の種類を見極める際にお役立てください。

お風呂の蛇口交換は自分でできる?

蛇口交換はDIYでも可能です。ただし、構造が複雑な場合や、古い水栓の場合は注意が必要です。無理に外そうとすると配管を傷つけるリスクがあるためです。本章では、自分で蛇口交換が可能なケースと、業者に依頼したほうが良いケースを整理します。
DIYで交換が可能なケース
次の条件を満たす場合は、DIYでの交換もできます。
- 蛇口タイプが「ツーハンドル混合水栓」である
- 同タイプ・同規格への交換
- 工具が揃っている
シンプルな構造のツーハンドル混合水栓で、サビや固着が少なくナットが回せる状態であること、現在使用している蛇口と同じタイプ(台付き→台付き、壁付き→壁付き)で、ピッチなどの規格が完全に一致する製品に交換する場合はDIYも可能です。
また、モンキーレンチやシールテープなどの基本的な工具も必要です。
業者に依頼すべきケース
次のいずれかに該当する場合は、水まわりの専門業者に依頼するほうが安心です。
| 蛇口の状態や作業内容 | 理由 |
|---|---|
| 水栓の種類やタイプの変更 | 設置タイプを変える場合、配管工事が必要になる |
| 古い水栓の取り外し困難 | 無理に外そうとすると配管を破損させるリスクがある |
| サーモスタット混合水栓 | 構造が複雑なため、専門知識が必要 |
| 止水栓の不具合 | 水が完全に止まらない場合は、作業自体が不可能 |
| 浴槽一体型(デッキ式)で構造が複雑 | 内部の構造が複雑で、配管を傷つけやすい |
| サビ・腐食が進行している | 水栓交換以上の修理が必要になる可能性がある |
| 作業中に水漏れが発生した場合 | 専門知識がないと状況を悪化させる可能性がある |
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お風呂の蛇口を自分で交換する場合の「準備と手順」

DIYで交換する場合の一般的な手順を、安全のための注意点とaわせて解説します。
交換に必要な道具の準備
お風呂の蛇口を交換する際は、次の工具を準備しましょう。
モンキーレンチはナットを回す際に使用します。シールテープは、新しい水栓のネジ部に巻き付け、水漏れを防ぐために必須です。
水栓を外す際、残った水を受けるために、雑巾やバケツも準備しておきましょう。
交換手順(壁付き水栓の例)
- 家全体の元栓を閉める
- 既存の水栓を外す
- 新しい金具の準備
- 新しい金具の取り付け
- 本体の取り付け
- 通水確認
まず、浴室外や洗面所などにある元栓を必ず閉めて、水が出ない状態にします。水栓本体と壁の金具(クランクまたは脚部)をモンキーレンチで緩めて既存の水栓を外しましょう。この際、配管内に残った水がこぼれるため、バケツで受けます。
壁に残った金具を外し、新しい金具のネジ山にシールテープを時計回りに8〜13回程度しっかりと巻き付けます。シールテープを巻いた金具を壁の給水栓に取り付けます。この際、金具の向きを調整し、水栓本体が水平になるように位置を合わせるのが最も重要な工程です。
新しい水栓本体を接続し、ナットを締めます。止水栓を開け、水漏れがないか確認します。特に壁との接続部を念入りにチェックし、問題なければ作業完了です。
配管内部を傷つけたり、シールテープの巻き付けが不十分だと水漏れの原因になります。
少しでも不安を感じたら、すぐに作業を中断し業者を呼びましょう。
風呂の蛇口交換を業者に依頼する際の費用相場と手順

業者に依頼する場合、「本体費用」だけでなく「工事費用」や「出張費」がかかります。安心して依頼するためにも、事前に費用相場と依頼手順を把握しておきましょう。
業者に依頼する際の費用相場
業者に依頼した場合にかかる費用は、「蛇口の本体費用」と「工事費用(出張費+作業費)」の合計となります。
| 項目 | 費用相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 水栓本体価格 | 5,000円〜7万円 | 機能やメーカーによって大きく変動 |
| 工事費用(基本料金) | 2万円〜3万円 | 業者や時間帯(深夜・早朝)によって変動 |
| 合計費用相場 | 2.5万円〜10万円程度 | 配管工事が必要な特殊な場合、さらに高額になる |
依頼手順
業者への依頼は、以下の手順で進めるのが一般的です。特に相見積もりを取ることで、悪質な業者を避け、適正価格で工事を依頼できます。
1.状況確認と情報収集
水漏れ箇所、蛇口のタイプ(壁付きか台付きか)、品番などを確認します。見積もりをお願いする業者を複数選定しましょう。
2.問い合わせと相見積もりの取得
選定した複数の業者に問い合わせ、現在の状況と希望の製品を伝え、概算の見積もりを出してもらいます。この際、見積もり費が無料かどうかを確認しましょう。
3.現地調査と最終見積もり
候補を絞った業者に現地調査を依頼し、正確な見積もりを出してもらいます。見積書の内訳(本体代、工賃、出張費など)を詳細に確認します。
4.契約と作業
見積もりに納得したら契約し、作業日を決定します。作業完了後、水漏れや動作に問題がないか、必ず立ち会い確認を行いましょう。
5.支払いと保証確認
支払い後、製品と工事の保証期間や保証書を必ず受け取り、大切に保管します。
まとめ
お風呂の蛇口交換によって、水漏れなどのトラブルを解消し、快適なバスタイムを取り戻せます。
交換は、現在の水栓と同じタイプ・規格であればDIYも可能です。しかし、少しでも不安がある場合や、古い水栓の取り外しに苦戦する場合は、プロの業者に依頼しましょう。費用はかかりますが、最も安全で確実です。
家族全員が快適に使用できる蛇口を選んで、お風呂の快適性を高めましょう。
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※お見積り前のお客様都合によるキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります。

