一体型トイレにして後悔?理由と後悔しないためのチェックポイント

一体型トイレは近年人気の高いトイレですが、なかには「修理費用がここまで高額だとは思わなかった」「思ったよりも使い勝手が悪かった」など、導入して後悔している方もいるようです。

本記事では、一体型トイレを設置して後悔した人の声を調査し、その理由を探ります。一体型トイレのメリットやデメリット、分離型トイレ、タンクレストイレとの違いも解説しますので、トイレ選びの際に参考にしてください。

目次

一体型トイレとは?

一体型トイレとは、便器・便座・タンクが一体化しているトイレです。タンクに貯めた水を流すことで洗浄するタンク式のトイレであり「一体型タンク式トイレ」とも呼ばれます。

スタイリッシュな見た目の製品が多く、デザイン性を重視する方から人気を集めています。また、節水性能の高さや掃除のしやすさなど、日常の使い勝手の良さも魅力です。

一方、各パーツが一体化しているからこそのデメリットもあります。特に故障時に課題を感じる方が多いようです。一体型トイレを導入して後悔した理由やデメリットは次章以降で詳しく解説します。

一体型トイレについては、こちらの記事でも解説しています。他のトイレとの違いや一体型トイレの寿命などよくある疑問点も解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

一体型トイレでよくある「後悔」の声

一体型トイレを設置して「後悔した」と感じている方もいるようです。なぜ後悔したと感じたのか、SNS等であげられた後悔の声の調査結果を紹介します。

ウォシュレットだけの交換ができなかった

一体型トイレを設置して10年を過ぎた頃に、ウォシュレットが故障。ウォシュレットだけ取り替えようと思いましたが、便器ごとすべて交換しなければならないとのことでした。一体型にしたことを後悔しています。

一体型トイレは構造上、ウォシュレットだけを交換することが基本的にできません。そのため、故障したのがウォシュレットのみだとしても、トイレ全体を交換する必要があります。

※TOTOの登録商標

故障時にトイレが使えない期間が長い

タンク内の部品が壊れたため修理をお願いしましたが、専用の部品を取り寄せてからでないと修理できないとのことでした。汎用品が使えないそうです。取り寄せまでの間トイレが使えなくなり、困りました。

一体型トイレはモデルごとの専用部品が必要となるケースが多いため、在庫状況によっては取り寄せに日数がかかることもあります。

修理店では対応不可だった

内部が複雑で修理ができないと言われた。修理ではなく、トイレを交換するという選択肢しかないのは後悔でしかない。その間トイレを使えないのも辛い。

一体型トイレは構造が複雑です。製品全体の知識がないと部品の着脱や交換ができなかったり、メーカー独自の電子部品が使われている場合があります。取り扱いの難しさから、地元の修理業者から修理を断られることもあるようです。

メーカーと連絡を取り合い、日程調整の上修理を依頼することになります。また、故障箇所によっては修理ではなく、トイレ全体の交換が必要です。

一体型トイレのデメリット

後悔の声も踏まえて、一体型トイレのデメリットを解説します。

自由にカスタマイズできない

一体型トイレは、便器・便座・タンクが一体化している製品です。そのため、好みのパーツを組み合わせることはできません

たとえば、数年後「最新のウォシュレットに変更したい」と思うことがあっても、ウォシュレット(温水洗浄便座)だけを取り替えることはできません。希望するウォシュレットがついたトイレに、丸ごと交換する必要があります。

なかにはLIXILの「リフレッシュシャワートイレ(タンク付)」のように、シャワートイレ部(タンク+温水洗浄便座)だけを交換できる製品もあります。将来の交換を見据えて、カスタマイズが可能なモデルを選ぶのも選択肢の1つです。

修理・交換費用が高い

一体型トイレは便器・温水洗浄便座(ウオシュレット)・タンクがセットで設計されています。内部構造が複雑なことも多く、修理・交換費用が高くなりがちです。

たとえば、温水洗浄便座のみが故障した場合でも、内部構造の問題で切り離して交換することが難しいため、トイレ一式の交換が必要になるケースが多く見られます。

また、一部基盤の不具合などの部分的な故障でも、一般的な水まわり修理業者では対応できないことが少なくありません。一式で設計している都合上、市販の汎用パーツを使用できずメーカーからの取り寄せが必要になったり、製品知識が求められたりするからです。

対応できる業者でも、製品知識を持つ担当者の厳選、部品の取り寄せにかかる費用分などが上乗せされる可能性があります。

連続使用できない

一体型トイレは、タンクに貯めた水を使って洗浄する仕組みです。そのため、一度流すと次は水が貯まるまで使用できません。これは一体型トイレに限らず、タンク式トイレ全般のデメリットです。同居家族が多い場合、とくに朝の時間帯は不便に感じるでしょう。

連続使用できることを重視するなら、タンクレストイレを検討してみてください。タンクレストイレは、直接つながった水道管からの水圧を利用して水を流す仕組みです。タンクがなく、水を貯めるということもないため、連続使用できます。

タンクレストイレの仕組みやメリット、デメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。

一体型トイレと分離型トイレ・タンクレストイレはどれが良い?

トイレには、一体型トイレのほか分離型トイレ、タンクレストイレもあります。それぞれのメリット・デメリットをまとめて解説します。

スクロールできます
トイレのタイプ画像メリットデメリット
一体型トイレ
スタイリッシュなデザインが多い
除がしやすい
機能をカスタマイズできない
修理コストが高い
連続使用できない
分離型トイレ
安価に設置できる
能をカスタマイズできる
パーツごとに修理・交換が可能
凸凹や隙間が多く掃除の手間がかかる
スタイリッシュではない
タンクレストイレ
スタイリッシュなデザインが多い
連続使用できる
掃除がしやすい
設置場所に制限がある
停電時に不便
設置費用や修理コストが高い

一体型トイレのメリット・デメリット

スクロールできます
メリットデメリット
スタイリッシュなデザインが多い
掃除がしやすい
機能をカスタマイズできない
修理コストが高い
連続使用できない

一体型トイレの大きなメリットは、デザイン性が高いモデルが多いことです。スタイリッシュな印象のトイレ空間を作りたい方に適しています。

また、日々の掃除の手間が軽減されることも期待できます。便器・便座・タンクが一体化しているためつなぎ目や凸凹が少なく、拭き掃除も楽にできるでしょう。

一方、部分的な交換が難しいため、機能をカスタマイズしたり、故障時に一部だけを修理・交換したりすることはできません。導入コストや将来的な修理費用が高くなる点はデメリットといえます。

分離型トイレのメリット・デメリット

スクロールできます
メリットデメリット
安価に設置できる
機能をカスタマイズできる
パーツごとに修理・交換が可能
凸凹や隙間が多く掃除の手間がかかる
スタイリッシュではない

分離型トイレは、便器・便座・タンクがそれぞれ独立しているタンク式トイレです。3つのパーツを組み合わせて設置するため「組み合わせ方トイレ」とも呼ばれています。家庭用トイレとしてスタンダードなタイプです。

分離型トイレは一体型やタンクレストイレよりも、安価な傾向にあります。またパーツが独立しているため、「ウォシュレットだけ」「タンクだけ」の交換が可能です。たとえばウォシュレットが壊れた場合、ウォシュレットだけを交換して他の便器や便座、タンクはそのまま使い続けることができます。このように、将来的な修理コストがおさえられる点もメリットといえるでしょう。

デメリットは、パーツを組み合わせている構造上、どうしても接合部に隙間や段差が生じることです。見た目にも、一体型トイレやタンクレストイレほどのスタイリッシュさはありません。隙間や凸凹が多いことで、掃除のしにくさが気になる方もいるようです。

タンクレストイレのメリット・デメリット

スクロールできます
メリットデメリット
スタイリッシュなデザインが多い
連続使用できる
掃除がしやすい
設置場所に制限がある
停電時に不便
設置費用や修理コストが高い

タンクレストイレは、タンクが付いていないトイレです。洗浄はトイレに直結した水道管からの水圧を利用して行います。「水道直結式」という仕組みで、タンクに水を貯めることがないため連続使用が可能です。

スタイリッシュなモデルが多く、ホテルライクなデザインを求める方に人気のトイレです。タンクがなく製品自体の凸凹も少ないため、掃除が楽に行えます。

ただし、水圧不足だと設置できないなど、設置にはいくつか条件があります。どこにでも導入できるものではないため、タンクレストイレにしたい場合は事前に業者に確認する必要があります。

また、一体型トイレと同じく部分的な修理・交換ができません。故障した際はトイレ全体の交換が必要なため、修理費用が高額になりがちです。

一体型トイレで後悔しないためのチェックポイント

一体型トイレを設置する際に気をつけたいポイントを解説します。後悔しないために必ずチェックしておきましょう。

修理・保証体制の確認

一体型トイレでは、故障した際の高額な修理費用に後悔したという方が多いようです。そこでチェックしておきたいのが、メーカーの保証制度です。保証期間内であれば、無料または低額で修理・交換できるため、費用をおさえられます。

保証期間はメーカーにより異なりますが、多くは1〜5年程度です。保証期間を5〜10年に延長できるオプションを提供しているメーカーもあります。保証の申し込みには数千円〜2万円ほどの費用がかかりますが、万一に備えたい場合は加入を検討してみましょう。

なお一体型トイレはメーカー修理になることが多いため、トイレに不具合が起きた際の相談先や修理依頼の手順なども確認しておくと安心です。

将来のメンテナンス費用の確認

一体型トイレの修理や交換が必要になった際に、どの程度の費用がかかるのか確認しておきましょう。

たとえば、不具合が起きた際に一部の修理や交換が可能なのか、それとも故障の程度にかかわらずトイレ全体の交換が必要になるのかです。

また、パーツ交換が可能な場合、そのパーツは将来も入手できるものかどうかを確認してください。一部修理の対応が可能でも、パーツが手に入らなければ結局トイレを丸ごと交換することになります。

パーツの供給期間や修理にかかる費用を把握しておくと、トラブルが起きた際も落ち着いて対応できます。将来的に後悔しないためにも、設置前に確認しておきましょう。

各メーカーの一体型タンク式トイレ

最後にTOTOとLIXILの代表的な一体型トイレを紹介します。

各メーカーのトイレについては、こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてください。

TOTO

スクロールできます
製品名GG-800/GG
画像
※画像引用:TOTO
価格(税込)308,990円〜
機能ート便器洗浄
ート開閉
風乾燥
掃除リフト
停電時安心設計(手動レバーで排水可能) など
メーカー保証期間便座部:1年間
便器(陶器)部:2年間
便器部防水機能:5年間

TOTOの「GG800/GG」はシンプルなデザインが魅力の一体型トイレです。便器とウォシュレットの段差や隙間をおさえた凸凹が少ないデザインは、掃除のしやすさにもつながっています。

メーカー保証期間を5年または10年に延長できる「延長保証制度」もあります。

LIXIL

製品名アメージュシャワートイレ
画像
※画像引用:LIXIL
価格(税込)270,930円〜
機能ート便器洗浄
オート開閉
お掃除リフトアップ
おしり専用・ビデ専用の2本のノズル
メーカー保証期間2年間

LIXILの「アメージュシャワートイレ」は、お手入れのしやすさと快適さを兼ね備えた一体型トイレです。便器には、水垢や汚れがつきにくい「アクアセラミック」を採用しています。便座は継ぎ目がなく、汚れが入り込みにくいため、さっと拭くだけでもキレイを保てます。

「長期保証サービス」に加入することで、メーカー保証期間を5年または10年に延長可能です。

スクロールできます
製品名リフレッシュシャワートイレ(タンク付
画像
※画像引用:LIXIL
価格(税込)191,400円〜
機能オート便器洗浄
オート開閉
お掃除リフトアップ
おしり専用・ビデ専用の2本のノズル
メーカー保証期間5年間

「リフレッシュシャワートイレ(タンク付)」は、便器部はそのままにシャワートイレ部(タンク+温水洗浄便座)だけを交換できる製品です。トイレを丸ごと交換する必要はなく、便器は今のものをそのまま使い続けられます

トイレ全体を交換するよりも費用や工事の負担を押さえられる点が魅力です。

購入時に申し込みをすれば、無料で5年保証が受けられます。有料で10年保証への延長も可能です。

まとめ

一体型トイレはデザイン性や掃除のしやすさなど、多くのメリットを備えたトイレです。しかし一部分だけを修理・交換することができないため、修理費が高額になりがちという点で後悔するケースも見られます。

一体型トイレに後悔しないためには、事前に修理・保証のサポート体制や将来のメンテナンス費用の目安を確認しておくことが大切です。

トイレには他にも、分離型トイレやタンクレストイレなどがあります。それぞれの特徴やメリット、デメリットを踏まえて後悔のないトイレ選びをしていきましょう。

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