「風呂のリフォームを検討しているけれど、どのメーカーを選べばいいかわからない…」
そんな方のために、この記事では国内の主要バスメーカー7社の特徴やおすすめ製品を比較解説します。
LIXIL・TOTO・Panasonicといった定番メーカーから、クリナップやハウステックなど高機能・コスパ重視のブランドまで、それぞれの強み・価格帯・デザイン性・清掃性をわかりやすくまとめました。
各メーカーの詳しい解説ページも掲載しているので、自分のライフスタイルに合った浴室選びの参考にしてください。
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風呂メーカーの選び方|見るべき5つのポイント

ユニットバスは高額な買い物であり、一度設置すると長く使い続けることになるため、後悔しない選択が重要です。
ここでは、メーカーを比較検討する際に欠かせない5つのチェックポイントを解説します。
価格帯とコストパフォーマンス
ユニットバス選びの基本は、やはり予算との兼ね合いです。まずはかけられる費用の上限を明確にし、その予算内で最大限の満足度を得られるよう、メーカーやグレードを選定しましょう。
一概に安ければ良いわけではありません。同じ価格帯でもメーカーによって標準搭載される機能や素材のグレードが異なります。
そのため、初期費用だけでなく、長期的なメンテナンスコストやランニングコストも含めた総合的なコストパフォーマンスを判断することが大切です。
清掃のしやすさ・カビ対策
浴室は家の中でもカビや水垢が発生しやすい場所であるため、清掃のしやすさは日々の負担を大きく左右します。特に注目すべきは、床の構造と排水口の仕組みです。
たとえば、TOTOの「ほっカラリ床」のように水はけが良く、翌朝には乾いている素材や、LIXILの「くるりんポイ排水口」のように髪の毛がまとまりやすく、カビやヌメリが発生しにくい排水構造を採用している製品を選ぶと、毎日の掃除時間を大幅に短縮できます。
また、壁や浴槽の素材が汚れを弾きやすいかも重要な比較ポイントです。
デザインやカラーの選択肢
メーカーごとに浴槽の形状、壁のパネル、床の色、照明のデザインなど、多様なデザインバリエーションが用意されています。
モダン、ナチュラル、ホテルライクなど、好みのインテリアスタイルに合わせて、浴槽、壁パネル、エプロン(浴槽側面)の色や質感を選べるかを確認しましょう。
デザイン性を重視したい場合は、選択肢が豊富なメーカーを比較検討することをおすすめします。
保温性・断熱性能
特に寒い地域にお住まいの場合や、家族の入浴時間がバラバラなご家庭では、浴室全体の保温性能が光熱費の節約と快適性に直結します。
浴槽のお湯が冷めにくい高断熱浴槽や、床、壁、天井のすべてに断熱材が標準で施されているユニットバスを選ぶのがおすすめです。
高い断熱性能を持つ浴室を選ぶことで、冬場でもヒートショックのリスクを軽減でき、またお湯が冷めにくくなるため追い焚きの回数を減らすことができ、経済的に利用できます。
メーカー独自の機能性
各ユニットバスメーカーは、他の追随を許さない独自の快適機能やリラックス機能を開発しています。これらのプラスαの機能は、リフォーム後の満足度に大きく影響します。
たとえば、LIXILの肩湯「アクアフィール」や、Panasonicの微細な泡の機能「美泡湯」などは、入浴時間を格上げする癒し機能として人気があります。
また、クリナップの「床夏シャワー」のように、入浴前に床を温める快適機能や、トクラスの「サウンドシステム」のように音響設備でリラックス効果を高める機能も存在します。
ご自身のライフスタイルを想像しながら、これらの独自の機能を検討し、必要な機能を選びましょう。
人気風呂メーカー8社の特徴とおすすめ製品
国内の主要なユニットバスメーカーは、それぞれ独自の技術や得意とする分野を持っています。
ここでは、TOTO、LIXIL、Panasonic、タカラスタンダード、クリナップ、トクラス、ハウステック、そしてミラタップを含む主要8社の特徴を詳しく解説します。
| メーカー名 | 特徴・コンセプト | 独自の強みとなる機能 |
|---|---|---|
| LIXIL(リクシル) | シンプルなデザインと充実した機能のコスパモデル | アクアフィール(肩湯)、くるりんポイ排水口 |
| TOTO(トートー) | 快適性・清掃性・保温性のバランスに優れた定番 | ほっカラリ床、魔法びん浴槽、お掃除ラクラク排水口 |
| Panasonic(パナソニック) | 電器メーカーの技術を活かした高機能・先進性 | 美泡湯・酸素美泡湯、スゴピカ素材(有機ガラス系人造大理石) |
| クリナップ | キッチン技術を応用した高い耐久性・清潔性 | ステンレスキャビネット、床夏シャワー、足ピタフロア |
| タカラスタンダード | ホーロー素材による圧倒的な耐久性と清掃性 | ホーローパネル(マグネット収納可)、間口ぴったり設計 |
| トクラス | 人造大理石と音響システムによる癒し空間 | 人造大理石バスタブ、サウンドシステム(音響) |
| ハウステック | コストパフォーマンスに優れた実用派モデル | 保温浴槽、すっきり収納、基本性能の充実 |
| ミラタップ(MIRATAP) | 省スペースと低価格に特化したコンパクトモデル | コンパクト設計、短工期での施工性 |
LIXIL(リクシル)

LIXILは、シンプルで洗練されたデザインと、高いコストパフォーマンスを両立させた製品群が魅力です。特に、排水口に渦を発生させてゴミをまとめる「くるりんポイ排水口」は清掃性に優れ、日々のメンテナンスを楽にします。
また、首筋から肩にかけてお湯を当てる「アクアフィール(肩湯)」など、入浴時間を贅沢にする癒し機能も充実しています。
定番のリフォームモデル「リデア」は、豊富なデザインと機能のバランスが良く、多くの方に選ばれています。

TOTO(トートー)

TOTOは、浴室の快適性と清掃性における独自の技術で知られています。
最大の特長は、翌朝にはカラッと乾く断熱構造の「ほっカラリ床」と、お湯が4時間経っても2.5℃しか温度低下しない「魔法びん浴槽」です。
この二つの技術により、寒い冬でも快適で、光熱費の節約にも貢献します。高級感と機能を兼ね備えた「シンラ」や、ミドルグレードの定番「サザナ」など、幅広いモデルで高い品質を提供しています。

Panasonic(パナソニック)

Panasonic パナソニックバスルーム BEVAS ビバス
Panasonicは、電器メーカーの強みを活かし、高機能で先進的な浴室体験を提案します。微細な泡が肌を包み込み、湯上り後もぽかぽかが続く「美泡湯」や「酸素美泡湯」は、美容とリラックス効果を求める方に特に人気です。
また、浴槽やカウンターに汚れが付きにくい有機ガラス系人造大理石の「スゴピカ素材」を採用するなど、清掃性にも優れています。LED照明や音響設備との連携も容易で、入浴時間をグレードアップさせたい方におすすめです。

クリナップ

クリナップは、キッチンづくりのノウハウを活かした「ステンレスキャビネット」による耐久性と清潔性が最大の強みです。湿気に強いステンレスはカビやサビの発生を抑え、浴室を長く衛生的に保ちます。
さらに、入浴前に約1分間、床にシャワーを撒いて床を温める「床夏シャワー」や、滑りにくい「足ピタフロア」など、快適性を高める機能も充実しています。
耐久性を重視し、長く安心して使えるユニットバスを求めるファミリー層に選ばれています。

タカラスタンダード

タカラスタンダード お風呂・浴室・ユニットバス(システムバス)
タカラスタンダードの独自素材である「ホーロー」は、耐久性、耐熱性、清掃性において非常に優秀です。ホーローの壁パネルは汚れが染み込まず、マグネット収納も自由自在なため、浴室を整理しやすく、日々の掃除が非常に簡単です。
また、規格サイズだけでなく、家の間口に合わせてミリ単位で対応できる「ぴったり設計」も強みで、変形地や狭小住宅でもスペースを無駄なく活用できます。最高級モデルの「プレデンシア」などが人気です。

トクラス(旧YAMAHA)

トクラスは、人造大理石バスタブの質の高さとデザイン性、そして音響システムに強みを持っています。人造大理石は肌触りが滑らかで、高い質感を持ち、浴室空間を上質に演出します。
天井にスピーカーを内蔵した「サウンドシステム」は、まるでコンサートホールのようにお風呂で音楽を楽しめ、リラックス効果を高めます。
デザインや質感、癒しを重視するユーザーに人気のメーカーです。

ハウステック

ハウステック 戸建住宅向けシステムバスルーム|雅月 Miyabi Tsuki
ハウステックは、豪華な機能よりも「必要な機能」を厳選し、コストパフォーマンスを追求した実用派のメーカーです。
保温浴槽などの基本的な性能はしっかりと標準装備されており、品質を保ちながらも価格を抑えたいリフォームユーザーに支持されています。
予算を抑えつつも、快適性と清掃性といった基本性能を確保したい場合に適した選択肢となります。

ミラタップ(MIRATAP)

ミラタップは、コンパクトなサイズと低価格に特化したブランドです。最小限の機能に絞り込み、小規模住宅や賃貸物件、または2階に設置するセカンドバスなど、省スペースでの設置を求める方に最適です。
短工期で施工できる点も魅力であり、コストと工期を最優先したい場合に適しています。

風呂メーカーの選び方に迷ったら?

もしメーカー選びに迷ったら、ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、どのポイントを優先すべきかを明確にすることが大切です。
最先端の機能や、床・浴槽の快適性にこだわりたい機能重視派の方には、TOTOやPanasonicのモデルが持つ独自の技術が魅力的です。
一方、日々の掃除の手間を徹底的に減らしたい清掃性重視派の方には、タカラスタンダードのホーローやクリナップのステンレスのように、耐久性と清潔性に強みがあるメーカーが最適です。
また、浴室のデザインやリラックス効果を追求する癒し重視派の方には、トクラスやLIXILのハイグレードモデルがおすすめです。最後に、予算を最優先し、一定の基本性能を確保したいコスパ重視派の方には、ハウステックやミラタップのモデルが適しています。
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※お見積り前のお客様都合によるキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります。
まとめ
この記事では、国内の主要ユニットバスメーカー8社(LIXIL、TOTO、Panasonic、タカラスタンダード、クリナップ、トクラス、ハウステック、ミラタップ)の特徴や独自機能、価格帯を比較しました。
ユニットバスを選ぶ際の基本は、「価格帯」「清掃性」「デザイン」「保温性・断熱性能」「メーカー独自の機能」の5つのポイントを明確にし、ご自身のライフスタイルと照らし合わせることです。
本記事を参考に、ご家族にとって最も快適で満足度の高いユニットバス選びを実現してください。
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