排水管
排水管は建物内で使用した水(汚水など)を下水道に送る管のことです。民家においては、浴室・トイレ・洗面台・キッチンシンクなどの生活排水が生じる場所から、壁面や床下を通って下水管まで続いています。
配水管には、雨水と汚水等を一緒に流す合流式と、雨水とそれ以外の排水を分けて流す分流式があります。
合流式は配管の数が少なく設置しやすいことがメリットですが、雨量の多い日は水が溢れやすいというデメリットがあります。
分流式は汚水を下水処理場につながる下水管に流し、雨水は河川などの自然環境に直接流す方式です。汚水だけを下水処理場に送るため、処理の負担を減らせるというメリットがあります。現在は分流式が主流ですが、合流式よりもメンテナンスの手間がかかります。
なお、同音異義語の「配水管」は文字通り水を配るためのもので、浄水場や配水場から浄水(きれいな水)を各区域に分配する菅を指します。