「造作洗面台 やめとけ」と言われる理由とは?選ぶ前に知るべき後悔ポイントと失敗しないための対策

おしゃれで個性的な空間を演出できる「造作洗面台」は、新築やリフォームで非常に人気があります。しかし、既製品(ユニットタイプ)とは異なり自由度が高い反面、「掃除が大変」「使い勝手が悪い」といった後悔の声も少なくありません。

本記事では、造作洗面台がやめとけと言われがちな理由をわかりやすく解説しつつ、デメリットを回避する方法や、造作洗面台が向いている人・向いていない人の特徴まで丁寧に紹介します。

造作洗面台を後悔なく採用するポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

出張・お見積りの
キャンセル、ご相談は無料!

※お見積り前のお客様都合によるキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります。

目次

「造作洗面台はやめとけ」と言われる主な理由

造作洗面台が否定的に語られる理由の多くは、デザインの自由度が高いことが裏返しとなって発生するトラブルです。本章では、よくある失敗ポイントを7つ紹介します。

①掃除が大変

造作洗面台で選ばれやすい台付水栓は、水栓根元に水や石鹸カスが溜まりやすい点がデメリットです。また、ボウルと天板が別パーツで、継ぎ目に汚れやカビが溜まりやすいというリスクもあります。

このように、造作洗面台は既製品に多い一体成形タイプの洗面台と比べ、掃除の手間がかかるのが弱点です。見た目は良いものの、日常的なメンテナンス負担の大きさに後悔するケースも珍しくありません。

また、見た目を優先して素材を選ぶことで、メンテナンスの手間が増えることもあります。具体的には、木製やタイルの天板はメンテナンスが必要なので、導入は慎重に検討しましょう。

② 水ハネしやすく、周囲が傷みやすい

造作洗面台は、水ハネが起こりやすいというデメリットもあります。

ボウルの深さや形状、水栓の高さや角度の組み合わせが悪いと、水ハネが多くなります。造作洗面台ではデザインを重視することが多いため、水ハネなど普段の使い勝手を十分に考慮できない場合があるからです。

特に浅いボウルと高い水栓の組み合わせは水が飛び散りやすくなります。水ハネにより、壁紙の剥がれや床の劣化を引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。

③ 収納不足になりがち

造作洗面台は、既製品に比べて収納力が低い傾向があります。特に、造作で人気のオープン棚スタイルは見た目がスッキリしている反面、収納量が不足しがちなスタイルです。

タオル・洗剤・ストック品・家族全員のケア用品など、洗面所で使う物は意外と多く、収納を作らなかった結果、物があふれて生活感が出てしまったという後悔につながります。事前に物量をシミュレーションしておくとよいでしょう。

④ コンセントの位置・数が足りなくなりやすい

造作で設計時に見落としがちなポイントとして、コンセントの位置や数が挙げられます。

コンセントの位置や数によって、「ドライヤーが届かない」「電動歯ブラシやシェーバーの充電がしづらい」「同時使用できない」など、意外な不便が発生することがあります。

コンセントを後から追加するには、工事が必要です。使う場面を細かくイメージしたうえで設計するようにしましょう。

⑤ コストが高く、予算オーバーしやすい

コスト面での後悔の声は多く見られます。

造作洗面台は、天板加工・タイル施工・ボウルの取り付け・給排水設備など作業ごとに専門工程が必要です。このような事情から、既製品よりも費用が1.5〜2倍ほど高くなることもあります。

このような性質から、「思ったより費用がかかった」という声は少なくありません。素材にこだわるほど費用も跳ね上がるため、予算管理が重要です。

⑥ 修理・交換が難しく、長期的なコストが高くなる

造作は規格がバラバラであるため、故障時の修理や交換が難しい点もデメリットです。不具合が生じた際に、「同じ部品が廃盤」「特殊サイズで代替がない」という問題が起こりやすくなります。

結果、部分交換ができず天板ごと交換になるなど、既製品より修理費が高額になることもあります。このように長期的なメンテナンスコストが高くなる点は、後悔につながりやすいポイントです。

⑦ 施工難度が高く、業者の腕に左右される

造作洗面台は完成品ではなくオーダーメイドの工事なので、工務店・大工・水道業者など、業者の技量が仕上がりに直結します。

 実際にある失敗例は次のとおりです。

  • 思っていた色味・素材感と違った
  • 取り付け位置が数cmズレた
  • 排水や給水の接続が甘い
  • 引き出しの干渉など細かな不具合

このように、施工精度や確認不足によって後悔が生じるケースが少なくありません。造作経験が豊富な業者でないと、予期せぬ問題が起こりやすい点がデメリットです。

造作洗面台のデメリットを回避する方法

「造作洗面台はやめとけ」と言われる理由がわかったところで、本章では造作洗面台のデメリットを回避する方法を解説します。

① 家族の身長に合わせて高さ・奥行きを設定

洗面台を使用する人の身長に合わせたサイズで設計すると、使い勝手がよく、水ハネなどのリスクも防ぐことができます。

まず、洗面台の高さは身長÷2が使いやすいといわれています。大人と子どもが共用する場合は、85cm前後がおすすめです。

また、奥行きは45cm以上が適しています。浅すぎると水ハネが増えるため、設置スペースとのバランスを考えて設計しましょう。

② ボウルは深さ・形状を重視

ボウルはデザインだけでなく、深さ・傾斜・容量を重視して選びましょう。ボウルの形状や深さによって、清掃性が大きく異なるからです。

掃除しやすいボウルと、掃除しにくいボウルの特徴をまとめました。

掃除しやすいボウル掃除しにくいボウル
フチが直線的
ある程度の深さがある
ボウルの中央に水が落ちる
ボウルが浅すぎる
ボウルが深すぎる
フチが丸く曲線的
ボウルの端に水が落ちる

ボウルが浅いと水ハネが増え、深すぎると使いづらくなります。一方、フチが直線的なタイプほど掃除が簡単で、水垢も溜まりにくいのでおすすめです。

写真のイメージだけで選ばず、ショールームに訪れるなどして、実物を見て選ぶのもおすすめです。

③ 天板素材は耐水性を最優先で選ぶ

木製天板やタイル天板は見た目が良い一方で、水に弱くメンテナンスが大変です。耐水性の高い素材の天板を選ぶほうが、長く衛生的に使い続けることができます。

具体的には、次のような素材がおすすめです。

  • メラミン化粧板
  • 人造大理石
  • クォーツストーン

上記のような耐水性・耐久性の高い素材を優先することで、水シミ・反り・腐食のリスクを大幅に軽減できます。

④ 排水・給水まわりは既製パーツの組み合わせが安全

排水金具やSトラップ・Pトラップは既製パーツのほうが密閉性が高く、水漏れリスクが少ないです。造作だからといって、すべてオーダーするのではなく、見えない部分は既製パーツに寄せるほうが長期的に見て安心です。

国内メーカーの標準品に近いサイズのものを選んでおくと、将来的な修理や部品交換が容易になります。

また、水栓は壁付けタイプを検討してみましょう。水栓の根元に水が溜まるのを防ぎ、カウンターの掃除が格段に楽になります。

⑤収納デザインを工夫する

収納力が下がりやすい造作洗面台ですが、工夫次第で既製品以上に使いやすい収納を設けることも可能です。たとえば、鏡の裏を収納スペースにする、オープン棚と引き出しを組み合わせるなど、さまざまな方法があります。

見せる収納と隠す収納をバランスよく配置することで、おしゃれな抜け感と実用性を両立できます。

⑥造作実績が豊富な施工業者を選ぶ

造作経験の少ないリフォーム業者・工務店は、細部の調整が甘くなりがちなので、実績豊富な業者を選びましょう

業者選びでは、次の点を確認すると失敗しにくくなります。

  • 過去の造作洗面台の実績写真
  • 業者の種類(大工・水道業者・タイル職人など)
  • 使用する素材のメーカー名・型番
  • 見積りの内訳が明確であるか

特に、過去に造作洗面台を施工した実績があるかはチェックしましょう。

写真を確認して、好みのデザインがあれば「このようなデザインの洗面台を検討している」と相談もしやすくなります。

出張・お見積りの
キャンセル、ご相談は無料!

※お見積り前のお客様都合によるキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります。

造作洗面台が向いている人/向いていない人

造作洗面台はデザイン性・自由度が魅力ですが、万人向けではありません。使い方やこだわるポイントによって、メリットよりもデメリットを強く感じてしまう場合もあります。

本章では、造作洗面台に向いている人の特徴と、向いていない人の特徴を紹介します。自分がどちらに当てはまるか考えてみてください。

造作洗面台が向いている人

造作洗面台が向いているケース
  • デザインや素材選びにこだわりたい
  • 憧れのデザインの洗面台がある
  • メンテナンスの手間が気にならない
  • 追加費用の発生を許容できる
  • 施工業者との打ち合わせを綿密に行える

造作洗面台は、好みに合わせた見た目に仕上げられることが最大のメリットです。その一方で、メンテナンスの労力や追加費用、業者との打ち合わせの手間などが発生します。

日々の使い心地やメンテナンス費用など、長期的な視点を持って設計すると、造作洗面台でも使いやすく快適な洗面空間を実現できます。

造作洗面台が向いていない人

造作洗面台が向いていないケース
  • できるだけ費用を抑えたい
  • 掃除・メンテナンスを楽にしたい
  • 使いやすさ重視で失敗したくない
  • 施工トラブルのリスクを避けたい
  • 工期や打ち合わせに時間を割けない

造作洗面台に比べて、既製品は導入コストやメンテナンスの手間を省くことができます。工場でつくったものを現地で組み立てるので、業者の手腕による差ができにくい点もメリットです。

造作洗面台を検討している人も、参考として既製の洗面台をいくつか調べてみると後悔しにくくなるでしょう。

まとめ

造作洗面台は自由度・デザイン性の高さが魅力ですが、既製品と比べると費用・施工難易度・メンテナンス性など、注意すべきポイントが多いアイテムです。

本記事で紹介した「やめとけ」と言われる理由を理解したうえで、素材選び・寸法設計・業者選びを丁寧に進めれば、満足度の高い洗面空間をつくることも可能です。

後悔を防ぐためには、見た目だけではなく実用性も重視しましょう。本記事を参考に、自分にとってベストな洗面台選びを進めてください。

出張・お見積りの
キャンセル、ご相談は無料!

※お見積り前のお客様都合によるキャンセルの場合はキャンセル料が発生するケースがあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次