キッチンの各部位(パーツ)の名称と役割を徹底解説!

毎日使うキッチンはコンロやシンク、蛇口など、多くの部品で構成されています。それぞれにの正式名称や役割を知っておくと、リフォームや部品交換を検討する際の業者とのやり取りがスムーズになります。

本記事では、キッチンを構成する主要な部位とそれぞれの名称・機能を解説します。キッチンに関する知識を深めたり、お手入れをする際の参考としてお役立てください。

目次

コンロ周りの部位

ガスコンロやIHクッキングヒーターなど、コンロ周りの主要なパーツと役割を解説します。

換気扇(レンジフード)

換気扇(レンジフード)調理中の煙や油、ニオイを吸い込み、屋外に排出する役割を担います。内部にはフィルターがあり、定期的な掃除が必要です。

名称画像機能・役割
フィルター油やホコリをキャッチする部分
ファン煙やニオイを吸い込むための羽根

フィルターは、調理中に発生する油煙やホコリを受け止める部分です。ファンやダクト内部の汚れを防ぐことにより換気効率を保ちます

ファンはフィルターを通過した煙やニオイを吸い込み、外へ排出するための羽根です。回転することで空気を取り込み、効率的に換気できるようになっています。

コンロ

コンロは火や熱を使って食材を加熱し、調理するための設備です。

名称画像機能・役割
五徳(ごとく)ガスコンロのバーナーの上にある鍋を置く部分
バーナーキャップガスの炎が出るバーナー部分を覆う部品
グリル魚などを焼くための引き出し式の焼き網やトレイ
天板(トッププレート)コンロの表面にある平らな板

五徳は鍋やフライパンを置く部分で、一般的には金属製がです。多くは取り外して洗えるため、日ごろからこまめに手入れすると清潔に保てます。

バーナーキャップはバーナーを覆い炎を安定させる部品で、汚れがたまると火力が弱まるため定期的な掃除が必要です。

グリルは魚や肉を直火で焼く加熱部分で、水を張る受け皿式や無水タイプがあり、オーブンのように多用途に使えるものもあります。

天板はコンロ全体を覆う平らな板で、素材はガラス・ホーロー・ステンレスなどが主流です。IHクッキングヒーターではこの部分で直接加熱し、汚れがつきやすい一方で拭き取りやすく耐久性にも優れています

シンク・水栓周りの部位

シンク・水栓周りは使用頻度が高いため水漏れなどのトラブルが起こりやすい場所です。各部位の名称や役割を知っておくことで、トラブルが生じた際に原因を見極めたり、業者とのやりとりがスムーズに進められたりします。

シンク

食材を洗ったり食器をすすいだりするための水を扱う設備で、キッチンの中心となる水まわり部分です。次のようなパーツで構成されています。

名称画像機能・役割
排水口シンクに溜まった水を排水管へ流すための穴
ゴミ受け(バスケット)排水口に流れていく生ゴミ等をキャッチする
排水トラップ排水管から上がってくる下水のニオイや害虫の侵入を防ぐ
フタ排水口に被せる

排水口はシンクの底にあり、水や汚れを排出する出口です。

ゴミ受けは排水口内に設置され、野菜くずや食べ残しを受け止める部分です。目詰まりやニオイを防ぐため、こまめな掃除が欠かせません

排水トラップは排水口の下にあり、水をためることで下水からのニオイや害虫の侵入を防ぐ重要な部品です。

フタは排水口を覆い見た目を整えるカバーで、ゴミ受けの中身を隠す役割もあります。多くは取り外し可能で、清掃のしやすさにも配慮されています。

水栓(蛇口)

水やお湯を出すための部品です。

名称画像機能・役割
水栓本体蛇口の本体部分
吐水口水が出る先端の部分
ハンドル・レバー水やお湯の量や温度を調整する部分

水栓本体はシンクに取り付けられた水栓全体を指し、水量や温度を調整する内部部品が組み込まれています。吐水口(とすいこう)は水やお湯が出る部分で、泡沫キャップやシャワーヘッド付きのタイプでは水の出方の調整が可能です。

ハンドル・レバーは水量や温度を操作する部分で、シングルレバー式やツーハンドル式など、使い勝手やデザインに応じて選べます。

水栓は、種類によっては自分での交換が可能です。具体的な手順やポイントについては、こちらの記事をご参照ください。

なお、水栓には様々な種類があります。タイプによってメリットや使い勝手がことなるため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。、次の記事では水栓の種類を徹底解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

その他キッチンの主要な部位

料理をしたり、物を収納したりと、キッチン全体を構成する主要な部分です。

調理台(ワークトップ・天板)

食材を切ったり、盛り付けをしたりする作業スペースです。シンクやコンロと一体型になっているのがシステムキッチンの特徴です。素材はステンレス、人工大理石、セラミックなどがあります。

収納(キャビネット)

収納(キャビネット)は、食器や調理器具、食品などを整理・収納する場所です。

名称画像機能・役割
引き出し食器やカトラリーなどを収納する
吊り戸棚頭上のデッドスペースを有効利用した収納スペース
フロアキャビネットシンクやコンロの下の収納

引き出し式や開き扉式がある

引き出しは物を奥まで収納しやすく、取り出しやすいのが特徴です。仕切りやトレーを使えば、調理器具やカトラリーを効率よく整理できます。

吊戸棚は頭上のデッドスペースを有効活用が可能で、あまり使わない食器やストック品の収納に適しています。高さや奥行きで収納力を調整できるのも特徴です。

フロアキャビネットはシンクやコンロの下に設置され、引き出し式や開き扉式があります。鍋やフライパンなどの大きな調理器具をまとめて収納可能で、作業の効率化にも役立ちます

キッチンパネル

コンロやシンクの後ろの壁に貼るパネルです。油汚れや水はねから壁を守り、掃除を楽にする役割があります。

まとめ

キッチンの各部位の名称や役割を理解しておけば、日々の掃除がしやすくなるだけでなく、いざという時の修理やリフォームの際にも役立ちます。もし、ご自宅のキッチンの水まわりでトラブルが発生した際は、下記のリンクからお気軽にご相談ください。

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