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カビ取り完全ガイド|黒カビ・赤カビ・青カビの落とし方と予防法

カビは見た目が悪いだけでなく、胞子による健康被害などのリスクがあります。家にカビが発生しているなら、できるだけ早く取り除きましょう。

本記事では、自宅でできるカビ取りの方法を詳しくまとめました。カビの種類からカビ取り剤の選び方基本的なカビ取り手順予防策まで解説します。カビを取り除き、清潔な家を保ちましょう。

カビ取りの前に知っておきたい!カビの種類

カビ取りを効果的に行うには、カビの原因と種類を理解することが重要です。カビには黒カビ、赤カビ、青カビの3種類があり、発生する原因や対処法が異なります。

それぞれの特徴や有効なカビ取り剤の種類を表にまとめました。

カビの種類 発生しやすい場所 特徴 有効なカビ取り剤
黒カビ
(クラドスポリウム)
浴室

窓のサッシ
エアコン
・除菌すれば除去しやすい
・根を張ると落としにくい
・再繁殖しやすい
・塩素系漂白剤
・アルコール
・乳酸系カビ取り剤
・中性洗剤
・重曹やクエン酸
赤カビ
(セラチア・マルセッセンス、ロドトルラ)
浴室
洗面所
キッチン
トイレなど
・繁殖スピードがはやい
・黒カビの原因になる
・ヌメリとして出現して落としやすい
・塩素系漂白剤
・酸素系漂白剤
・重曹やクエン酸
青カビ
(ペニシリウム)
食品
壁紙
革製品
クローゼット
押し入れ
靴箱
畳や家具の裏など
・青緑色の斑点
・換気が難しい場所に発生
・消毒で除去できる
・アルコール
・中性洗剤

黒カビは湿った場所で繁殖し、パッキンなどに根を張ると頑固で落としにくいという特徴があります。赤カビはピンク色のヌメリとして排水口やタイルに現れます。除去は比較的簡単ですが、再発しやすく、黒カビが繁殖する原因にもなります。青カビは、食品や壁紙、革製品などに発生し、斑点の見た目が特徴的です。

カビ取りするなら、どの種類のカビが発生しているのかを見極め、適切な洗剤を選ぶ必要があります。

カビ取り剤の種類と手順

カビ取り剤にはさまざまな種類があり、発生場所やカビの種類に応じて使い分けることが大切です。以下の表では、場所別に適した洗剤とその特徴をまとめています。

カビ取りに効果的な洗剤 洗剤の特徴 おすすめの清掃場所
塩素系漂白剤 ・高い殺菌力
・刺激臭あり
・色落ちするので注意
浴室、キッチン、洗面所などの頑固なカビ
素系漂白剤 ・泡で浮かせてカビを落とす
・素材に優しい
・色落ちしないので衣類にも使える
・頑固なカビは落とせない
洗濯機の中、布製品のカビ
中性洗剤 ・幅広い汚れに対応
・刺激臭や色落ちの心配がない
・表面のカビを除去できる
キッチン、浴室、クローゼットや押し入れ、家具、壁紙などの軽度なカビ
重曹、クエン酸など ・カビのエサとなる汚れを除去
・環境への影響が少なく使いやすい
子供やペットが触りやすいところ、軽度なカビが発生しやすい場所

カビ取りを行う際は、複数の洗剤を混ぜないようにしましょう。複数の洗剤を混ぜると、有毒なガスが発生したり、効果が薄れたりする可能性があります。

特に、塩素系漂白剤と酸性洗剤(クエン酸など)を混ぜると、有毒ガスが発生して危険です。吸い込むと痛みを感じたり、呼吸困難に陥ったりする恐れがあるので、混ざらないように注意します。

カビ取りは、必ずゴム手袋・マスク・ゴーグルを着用し、窓を開けて換気をしながら行ってください。

塩素系漂白剤|強力な黒カビに効果

特徴 ・高い殺菌力
・刺激臭あり
・色落ちするので注意
おすすめの場所 浴室、キッチン、洗面所などの頑固なカビ
使用できない場所 ・アルミなどの金属
・畳
・木製品
・色柄物の布製品

塩素系漂白剤は、強力な殺菌力で幅広いカビに効果がある洗剤です。一般的に「カビ取り剤」と称して販売されているのは塩素系漂白剤がほとんどです。

浴室や洗濯槽などの頑固なカビにも効果があります。また、塩素による漂白効果もあるので、見た目にもカビが気にならなくなり、効果を実感できます。

ただし、色落ちが気になる場所(カーテンや畳、木材など)には使用できません。またアルミなどの金属は腐食のリスクがあります。塩素特有の刺激臭があり、手につくとヌルヌルするので、換気とゴム手袋の着用を徹底しましょう。

塩素系漂白剤を使ったカビ取り方法

塩素系漂白剤を使用したカビ取りの手順を解説します。

塩素系漂白剤を使ったカビ取り方法

1.カビが生えている部分を清掃・乾燥させる
2.説明に従ってカビ取り剤を使用する
3.水拭きまたは水洗いする

まずはゴム手袋やマスクを使って手や口を塩素の刺激から守ります。換気扇を回したり窓を開けたりして換気も徹底しましょう。

準備ができたらカビが生えている部分を清掃します。汚れや水分がついていると、カビ取り剤の効果が薄れてしまうので、事前に清潔にしておきましょう。

製品の説明に従ってカビ取り剤を使用します。散布の方法や使用量、放置時間は製品によって異なるので、製品説明をよく読んで使用しましょう。

酸素系漂白剤|素材に優しく幅広く使える

特徴 ・泡で浮かせてカビを落とす
・素材に優しい
・色落ちしないので衣類に使える
・頑固なカビは落とせない
おすすめの場所 洗濯機の中、布製品のカビ
使用できない場所 ・水洗いできない布製品
・シルク、ウール、カシミヤ
・金属(ファスナーなど)

酸素系漂白剤は、泡の力でカビや汚れを浮かせる洗剤です。液体タイプと粉末タイプのものが売られています。漂白剤という名前ですが、布製品の色を落とす力はなく、色柄物にも使用できます。

塩素系より刺激が弱く、ツンとした臭いも少ないのが特徴です。浴室やタイル目地などのカビ取りに適しています。

酸素系漂白剤を使った洗濯槽のカビ取り方法

酸素系漂白剤を使用したカビ取りの手順を解説します。

酸素系漂白剤を使った洗濯槽のカビ取り方法

1.酸素系漂白剤を40℃前後のぬるま湯に溶かす
2.カビ部分にスプレーまたは塗布する
3.15〜30分放置して浸透させる
4.ブラシでこすり落とす
5.水でよく洗い流す

酸素系漂白剤は、温水で溶かすことで発泡作用が働き、カビの根にまで浸透します。特にタイルの目地や排水口の周囲は再発しやすいため、重点的に処理すると効果的です。

使用後は必ず十分に水で洗い流し、残留を防ぎましょう。酸素系漂白剤は水に分解されやすく、比較的安全ですが、放置すると粉が残って変色の原因になることもあります。

中性洗剤系|素材を傷めず軽度のカビに

特徴 ・幅広い汚れに対応
・家じゅうの掃除に使える
・刺激臭や色落ちの心配がない
・表面のカビを除去できる
おすすめの場所 キッチン、浴室、クローゼットや押し入れ、
家具、壁紙などの軽度なカビ
使用できない場所 革製品や無塗装の木材など水に弱い素材

中性洗剤は、家庭で広く使われている安全性の高い洗剤です。酸性やアルカリ性の洗剤に比べて刺激が弱いため、肌や素材にやさしく扱いやすいのが特徴です。

界面活性剤の作用で汚れを浮かせて落とせるため、表面に付着した軽度のカビやヌメリの除去に有効です。

中性洗剤を使ったカビ取り方法

中性洗剤を使ったカビ取り方法

1.カビ部分に中性洗剤を吹きかける、または布やブラシにつけて塗布する
2.ブラシや布で表面をこすり落とす
3.水拭きしてから乾燥させる

中性洗剤には殺菌作用がないため、カビを死滅させる効果は期待できません

表面のカビを落とすことはできますが、根が深い黒カビには不十分です。再発を防ぐには塩素系や酸素系のカビ取り剤を併用することが望ましいでしょう。

クエン酸・重曹|ナチュラルクリーニングで安全に

特徴 ・カビのエサとなる汚れを除去
・環境への影響が少なく使いやすい
おすすめの場所 子供やペットが触りやすいところ
軽度なカビが発生しやすい場所
使用できない場所 (クエン酸)
・大理石
・コンクリート
・鉄、アルミ、銅、真鍮などの金属
・天然石
・塗料、漆

(重曹)
・アルミ
・木製家具
・畳
・ワックスやガラスコーティング
・大理石
・漆器
・ウール
・ジュート

クエン酸と重曹は、自然由来の成分でありながら、家じゅうの掃除に効果的なナチュラルクリーニング素材として利用されています。汚れを落として排水しても環境に影響を及ぼしにくく、人体への害もないので小さなお子さまやペットがいる家庭でも安心です。

どちらも頑固なカビの除去は期待できませんが、軽度の赤カビや、カビの原因となる汚れの除去には効果があります。

クエン酸には酸性の性質があり、水垢や石鹸カスなどのアルカリ性汚れの分解が可能です。また、カビが好むアルカリ性の環境を酸性に傾けることで、カビの繁殖を抑える作用もあります。

重曹は弱アルカリ性で、皮脂汚れやヌメリを除去します。さらに細かい粒子による研磨作用でカビや汚れを物理的にこすり落とすことも可能です。

クエン酸や重曹を使った掃除方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

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カビを再発させないための予防策

カビの再発を防ぐには日常的な管理が重要です。具体的なカビの予防策を見ていきましょう。

こまめな換気と湿度管理

まず、カビが発生しやすい環境にしないことが大切です。湿度を50~60%以下に保ち、換気扇や窓を使って風通しを良くしましょう。

適切な湿度を保つには換気が必要です。換気扇を常時稼働させるか、窓を定期的に開けて空気を循環させましょう。必要に応じて除湿機を使用するのもおすすめです。

浴室やトイレはカビが繁殖しやすいので、使用後は換気扇を30分〜1時間回す習慣を持ちましょう。

アルコールでの殺菌

アルコールは、カビや胞子を殺菌して発生や繁殖を防ぐ効果があります。表面にできた軽度のカビなら、アルコールで殺菌して除去することも可能です。

アルコールは揮発性が高いため、水洗いできない場所のカビ取りに向いています。家具や靴箱、壁紙などにできたカビにおすすめです。アルコールを使って清掃することで、カビのエサになる汚れを除去して殺菌し、カビの発生や繁殖を防ぐ効果もあります。

ただし、引火しやすい性質があるのでコンロやストーブの近くでは使用しないでください。

防カビ剤や除湿剤の活用

防カビ剤や除湿剤の使用もカビの予防に効果的です。

防カビ剤にはさまざまな種類があります。設置するだけのものや、くん煙剤、スプレータイプなど、使用頻度や効果が異なるので、使用目的にあったものを選びましょう。

押入れやクローゼットには除湿剤の設置がおすすめです。使用期限内(2〜3か月ごとが目安)に交換することを忘れないようにしましょう。炭製などの繰り返し使えるタイプもあります。

まとめ

カビは見た目の問題だけでなく、健康被害や住宅の劣化にもつながります。 特に水回りに発生しやすい黒カビや赤カビは、放置すると広がるため、早めの対処が重要です。

まずはカビの種類と発生場所を確認し、素材に合った洗剤を選んで除去しましょう。洗剤の使用時は換気や保護具の着用を忘れず、安全に作業することが大切です。

再発を防ぐには、湿気対策とこまめな清掃が効果的です。日常的に意識することで、快適で清潔な住環境を維持できます。

  • この記事を書いた人

水まわりお助け本舗編集部

水まわりお助け本舗編集部は、 生活トラブルにおける水まわりの情報を発信する専門チームです。 「水トラブルを解決したい」という強い思いのもと、 現場で得た知識や経験を活かし、 水まわりの専門家から寄せられた意見も参考にしながら、 読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

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